3月レッスンリポート
- Kazumi DAVANCENS
- 4月1日
- 読了時間: 5分
こんにちは。
お料理教室Table Bourgeons...の和実です。
東京では桜が満開の今日この頃。近所の桜並木でひとまず愛でたものの、お花見らしいことはまだできておらず、、、なのに今日は一日中雨。すっかりタイミングを逃してしましました。実は先週末はありがたいことに、出張調理のお仕事をいただいており、準備で忙しくしてはいたものの、少しぐらいは手を休め、子供達とお花見の時間を作り出すこともできただろうに、そうしなかった自分をちょっぴり後悔。儚い桜の花に、時間の大切さを思い知らされました。
皆さんはお花見されましたか?
さて、今日は先日終了いたしました3月レッスンのリポートをまとめたいと思います。まずはテーブルコーデから。春らしいパステルカラーでのコーディネート。お皿の下にはゲストが使用するナフキンを敷いてセッティングしています。お料理を出す際にお皿を入れ替えますので、そのタイミングでナフキンをお取りいただくという流れを作り出しました。
センターには「ミツマタ」のリースを。こちらはいつもお世話になっている埼玉のお花の先生 tamotamoflowersさんのご指導のもと作成させました。私は初耳だった「ミツマタ」。紙の原料にもなるそうで、名前の通り枝先がミツマタに分かれています。桜と同じく、花が咲いた後に葉が芽吹くそう。今回はそんな季節ものの花と蕾をたっぷり使ってリースに。驚くほどに柔らかい枝も特徴的で、その枝を手で曲げながらリースの土台から作りました。作り立ての時は顔を近づけると、ほんのりはちみつの香りがしていました。れんげそうの香りに似ていたと記憶しています。
テーマは春だったのに、初回レッスンはなんと東京は雪が降り、真っ白の雪景色の中でのレッスンとなりました。と思いきや逆に暑すぎてエアコンを稼働させる回もあって、今月はなんとも安定しない日々でした。その日の気候に合わせてウエルカムドリンクも温かいアールグレイを淹れた日もあれば、アイスフルーツティーを淹れたりして皆様をお出迎え。

お茶のお供にはいづれのドリンクにもよく合うプルーンのコンポートをお出ししました。ちょっとおしゃれして金粉をちょこんとのせてます。このプルーンは4月のレッスンで使用するアイテム。作り方を伝授しますのでお楽しみに!
MENNU
アスパラの温サラダ
タラのパピヨット
イチゴとピスタチオのベイクドタルト

前菜のアスパラは見た目にも楽しい一品。切り方を変えるだけでいつものアスパラと雰囲気がガラッと変わりますが、食感もまた然り。前にエビをコニャックでフランベした時の付け合わせにも採用したとこがあるこのアスパラのタリアッテレは、個人的にかなりお気に入りなのですが、スライサーを使用するので正直に書くと危険も生じます。。。皆さんには手元に気を付けてと言いつつ、私も今月1回流血しております。スライスは慌てず作業をし、時間的にも気持ち的にも余裕があるときにチャレンジしてくださいね。油断と過信は禁物です!!
生ハムを加熱することで加わるワイルドな風味、そしてパルメザンで作るチップスのサクサク食感などを加えることで、おもてなし感を引き出しています。先日の出張調理では、このサラダに平飼い卵のポーチドエッグを添えました。アスパラとの相性も良く、ボリュームもアップし、食べ応えのある前菜になりました。

メインはタラのパピヨット。

レッスンで皆さんにしっかり確認してもらいたかったのは、タラの火入れです。火を入れすぎると水分が出きってしまってパサパサになってしまいます。生とのぎりぎりを狙っている今回の火入れは、うまくいくとしっとりジューシーで、身と身がほろっと剥がれる感じ。そして身と身の間に貝殻の内側の真珠層のようなきらめきが見受けられたら、火入れ合格!!

パピヨット(包み焼き)の包み方は基本的には決まりはありません。しっかり蒸気が逃げないように包めていたらOKではありますが、デモンストレーションではお皿の上でオープンしやすい方法や、レストランっぽい包み方などを伝授させてもらいました。包み焼きは、もちろんそのままサーブしてもOK。火入れが心配な場合はとりあえず一つ包みを開いて、確認してください。もし身がほろっとほぐれず火の入りが甘かった場合は、追加で加熱できますから。その場合は火入れしすぎないように、1分単位で追加してみてくださいね。
お魚の上にちょこんとのせた緑のペーストは、急遽思いつきで追加したパーツ!蕪の葉っぱ部分で作るピストゥです。おまけみたいに作ったパーツですが、意外にもいろいろ使える優れもの。アレンジ方法の一つとして、レッスンでも皆さんにカナッペに仕立てたりしてお出ししました。

デザートのタルトは、イチゴとピスタチオのベイクドタルト。

このタルトを今月一番の楽しみにしてご参加下さった方が多かったように思います。味は間違いないと確信していたものの、見た目には一般的なフレッシュのイチゴタルトと比べると地味。なので皆さんの反応はどうかな?と心配していましたが、逆にその素朴さに惹かれたというお声を頂き、とっても嬉しかったです。お味のほうはというと、お召し上がりいただいた皆様からは絶賛の嵐。というと大げさすぎるかもしれませんが、それはそれは皆様喜んでくださいました。パッと見ではわからないこの素朴なタルトには、実は私のこだわりポイントが多くあるのですが、食べて納得!ひと手間かける価値があると感じていただけたと自負しています。
型で焼いた状態で持ち運びできるこのタルトなら、移動時の型崩れも心配なし!これから気持ちいいシーズンが続きます。ピクニックのお供に作って、是非お外でお召し上がり下さい。

3月の対面レッスンは終了いたしましたが、サブスクレシピにて引き続きレッスンをご視聴いただけます。ご興味ありましたら是非ご検討下さいませ。
サブスクレシピの詳細はこちら
そして現在4月レッスンのお申込み受付中。
ーカツオとビーツのカラーパレット
ーバヴェットステーキ、エシャロットソース、ジャガイモのパイヤッソン添え
ープルーンのファーブルトン
*写真はイメージです。
空席状況
15日 〇
16日 〇
18日 残2
22日 〇
23日 残2
25日 満席
お申込みはこちら
さて、月が代わり今日から4月です。皆様にとって素敵な新年度が始まりますように!!
今日も最後までお読みいただき有難うございました。
Comments