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Le Mariage

こんにちは。

お料理教室Table Bourgeons...の和実です。

さて、6月にちなんで先日はJune Bride(ジューンブライド)のお話をしましたが、今日は私の結婚式をクローズアップ!

場所はフランス、ロワール地方。古城がたくさんある地方で観光地としても有名ですよね。古城のなかでも特に有名なシャンボール城の近くが彼の家族にいわれのある土地なので、挙式はこの近辺で行われました。

当初私達はすでにフランスを離れ、東京に住み始めていましたので、私だけ準備のために式の一ヶ月前から一足お先にフランス入りし、テーブルセッティングのための小物探しや、ミサの冊子制作をしたり、仕入れ先の花市場まで下見に行ったっけ。ドレスもフランスでオーダーしていたので、サイズ合わせのたびに義母が隣町までの長距離を何回も車を走らせてくれました。感謝です。

挙式の数日前からは、主人と日本の家族もフランス入りです。

実は挙式の装花や、ブーケはすべてフローリストである私の姉にお願いしたのです。慣れない土地で、最小限のお道具しかない状態にも関わらず奔走してくれる姉の指揮のもと、家族総出で花仕事をし、前日には教会にセッティングしにいったりととにかく大忙し。普段は家で何もしない父までもが一生懸命花の水替えなどを買ってでてくれていました。家族一致団結しての作業、挙式と同じくらい私の大切な思い出です。

そんなこんなで準備ができた祭壇はこんなかんじ。素敵でしょう?

挙式当日。

まずは、馬車に乗って登場です。

これは私のリクエスト。すこし乗馬をしていたものですから、本当は馬にまたがって登場したかったのですが、さすがにドレス姿では厳しいと断念して馬車となったのです。

緊張しながらのバージンロードは、日本のように事前練習はありませんので、いきなりぶっつけ本番です。ここで参列者の目を引いたのは、なんと花嫁の私よりも父!

日本からの家族や友人はみんな着物を着て参列してくれたのですが、着物文化に馴染みのないフランス人達は、袴姿の父をどうやら”侍”のイメージと重ねて見ていたようです。父も緊張していたでしょうから、緊張でこわばった表情がさらに追い討ちをかけたのでしょう。インパクト大だったようです。

教会で進行のお手伝いをしてくれたのは、親戚の子供達。すこし日本らしさも加えたかったので、子供たちには浴衣を用意しました。慣れない草履も履いてくれました!

友人たちもミサを盛り立ててくれました。ラファエルはフルートを演奏、ベネディクトは賛美歌を指揮してくれて、暗くなりがちな賛美歌を明るく楽しい調子にアレンジしてくれたおかげで教会中にみんなの歌声が響き渡り、すごく幸せな気持ちになりました。

式はもちろんすべてフランス語で行われますので、フランス語の分からない家族は内容は理解できません。ですので、ミサの流れが分かるように冊子には日本語の訳や説明も加えて作成しました。途中神父さんのお話の場面では、両親には私が前夜に記した手紙を読んでもらうようにしました。もし日本で披露宴をしていたら、きっと最後のほうで読み上げたであろう手紙です。バージンロードを歩く前に、父にそっと渡しておいたのです。両親のお涙を頂戴したかは分かりませんが、感謝の気持ちが伝わることを願いつつ。。。。

主人は親友2人に、私は姉妹2人に証人となってもらい、みんなに見守られる中、神の前で誓いあった私達は無事夫婦となり、教会の外へ出るのですが、、、、

外で待ち構えていたのは、なんと地元の新聞記者!

田舎町に着物の参列者と、日本人の花嫁!というのが珍しかったようで、翌日新聞記事に取り上げられていました。

一時は地元ではちょっとした有名人でした~。

みんなに祝福されながら教会を後に、私達は披露宴会場までまた馬車を走らせます。

ロワール地方、実は狩りも盛んな土地なのですが、ラッキーにもこの日馬車での移動の間、野生の鹿に遭遇することが出来ました! 

この後まだまだ披露宴は続くのですが、今日はここまで。

また披露宴の様子も後日アップしますね。

さて、6月ももう終わり。

7月は3日と6日のみ開催です。

現在3日は満席御礼となっておりますので、6日のみご予約承ります。

ご希望の方はこちら

長期休暇後の9月のレッスンのスケジュールもでておりますので、あわせてご覧下さいませ。

最後までお読みくださり、有難うございました。

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