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12月のお料理

こんにちは。

お料理教室Table Bourgeons...の和実です。


目の前にある今やるべきことをこなすことだけに集中し、課題に追われる日々を過ごしていたら、いつのまにか今月のレッスンも全日程終了となっておりました。

レッスンの度に、生徒さんと一緒にパーティーをしている気分で、子供たちよりも一足お先に満喫し、クリスマスモードにどっぷりつかっていた母でしたが、とうとう子供たちの学校もバカンスに入り、我が家は冬休みでございます。



全日程が終了してしまった今となっては記録用みたいなものですが、今日は12月のお料理について綴ります。


メニューはこちら


ーCannelloni d'avocat et Crevette

 えびとアボカドのカネロニ

ーSaumon Koulibiac, Sauce au Vin Blanc

 サーモンのクリビヤック、白ワインソース

ーMi-cuit au Chocolat, Sauce au Fruit Rouge, Tuile de Cacao

 チョコレートのミキュイ、ベリーソース、カカオのチュイル添え


まずは前菜から。

《えびとアボカドのカネロニ》

カネロニといえば、通常は筒状のパスタのことを指しますが、今回はパスタは使用しておりません。

では、何がカネロニなのかというと、お写真をご覧いただくと一目瞭然なのでは?



そうです。

アボカドでカネロニの形状を再現しているのです。

中は今回はお刺身でも美味しくお召し上がり頂ける赤エビを使用しておりますが、エビ以外にもホタテやカニなどでも美味しくできる一品。


味付けはただ具材を混ぜるだけ。難関はやはりこの形状を作り上げるところです。

上手にするコツとしては、とにかくベストな柔らかさのアボカドを入手すること。そしてスライスするときに出来るだけ薄く、1㎜を目指してカットすることです。そうすることでしなやかにカーブを作ることが出来ます。


カネロニのように上手に巻けるか心配な方は、アボカドも一緒に角切りにしてエビと合わせ、タルタルにしても大丈夫です。味はもちろん同じものを再現できますし、見た目もインパクトには欠けるかもしれませんが、十分可愛く盛り付けることも可能です。涼し気なマルティーニグラスとかにいれると、特別感が高まります!




メインはサーモンのクリビヤック、白ワインソース添え。



クリスマスのメインはお肉だけとは限りません。

使用した食材はサーモンにキノコにほうれん草と、どちらもスーパーで簡単に手に入る食材ばかり。

食材は何にせよ、やはりクリスマスですから特別感は欲しいもの。

そこでパイ包みにすることで見た目も華やかになり特別感がアップしますし、食べ応えもあります。

もともとはロシア発祥のクラシックなお料理ですが、個別のドーム状にすることで少しモダンに、洗練された雰囲気が出たように思います。

またソースを添えることで、一段とフレンチらしさがでますよね。レッスンではご自身で再現出来るか不安に感じられた生徒さんが多かったですが、早速作っていただいた方も!お写真を拝見しましたがすごくきれいな仕上がりで、ご家族からの評判も良かったそうです!

事前に仕込めるパーツなどは前日に用意しておいて、お食事前にバタバタしないように調整してみて下さいね。きれいにパイを焼くには、卵を塗り重ねるときにしっかり間隔ををとって、表面を乾かすこと!



お魚アレルギーの方への対応では、こちらのサーモンは代わりに鶏のささみで作りました。サーモン一切れの代わりにささみを2本抱き合わせて。ソースに魚の出汁が入っていますが、白ワインやレモンの酸味がうまく調和してくれているので、ささみと合わせても違和感なくお召し上がり頂けます。


デザートはチョコレートのミキュイ、ベリーソース、カカオニブのチュイル添え。

別名はフォンダンショコラですね。中がとろりと柔らかいチョコレートケーキです。



こちらも冷凍保存しておけるのが嬉しいデザート。火入れがポイントとなるので、ご自身のオーブンと仲良くなることが成功への近道です。私の場合は何日も冷凍庫で保存しておいたとしても10分でいい状態に焼きあがるのですが、皆さんはいかがでしたでしょうか?


デザートにもソースをつけました。ベリーソースです。このベリーソースはチョコレートに合うのはもちろんですが、ほかにも色々使い道があります。シンプルにヨーグルトにトッピングしてもいいですし、先日のイベントレッスンのランチにはブランマンジェのトッピングとしても使用しました。



さらに特別感を出すために、胡麻とカカオニブのチュイルを添えて。

チュイルは薄い板のことをいうのですが、まさに薄ーく焼かれたチップスは胡麻やカカオニブの香ばしさがいい仕事をしてくれています。生地は事前に仕込めますが、湿気に弱いので焼くのは当日にして下さいね。


パーツが多いと少し気後れしそうになる気持ちも分かりますし、難しそうに見えますが、いざデモンストレーションを見ていただいた方はお分かりのように、あっという間にどのパーツも完成してしまうから不思議!


もちろんチョコレートケーキ単体でも完成しておりますが、チュイルやソースがあると本格的な仕上がりになり、レストランっぽくなりますよね。

今はなかなか外食出来ないご時世なので、是非クリスマスには頑張ってチュイルやソースまで仕込んで、おうちにいながらレストラン気分を味わってもらいたいです!!


クリスマスイヴは明日!

さあ、皆さん準備は整いましたか?



どうぞ皆様、楽しいクリスマスをお過ごしくださいませ。



次回はイベントレッスンのことを綴るとともに、1月のスケジュールも発表したいと思います。


今日も最後までお読みくださり、有難うございました。




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