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モロッカンスタイル

こんにちは。

お料理教室Table Bourgeons...の和実です。


梅雨の戻りで不安定なお天気が続いていた日々も忘却の彼方へ。お庭では、今日もセミが元気いっぱい鳴いています。



我が家は不定期でお世話になっている日本の小学校も今日で終わり。子供たちにとっては本当の意味での夏休みが始まります。我が家と同じように夏休みに切り替わるご家庭も多いのではないでしょうか。


今年は長女は6年生。学年が上がれば上がるほど、日本語で授業についていくには正直きつい場面も多々あったかと思いますが、何とか6年生まできました。もちろん先生方やお友達のサポートがあってのことですが、時には反発しながらもここまで続けられたことは、立派なことだとたっぷり褒めてあげたいと思っています。きっと彼女にとっても、この経験が自信に繋がっていることでしょう。


しかもこの夏休み中には、修学旅行も待ち構えています!

修学旅行の参加を決めるまでには娘の中で色んな葛藤があったようですが、今はクラスみんなで色々準備して楽しんでいる話を聞いて、私も一緒にワクワクしています。行き先は「日光」。どうやらお小遣いでお土産ショッピングタイムもあるみたい!いい思い出になればいいなと思います。


対する長男はまだ2年生なので、難なく授業にも参加できている様子。図工で工作したり、音楽でピアニカや日本の歌を習いながら、フランス人学校との違いを楽しめたことでしょう。



さて、お教室では昨日7月の対面レッスン最終日でした。

今月はメインのお料理をモロッコ料理にしたので、それに合わせてテーブルをコーディネートしました。モロッコを意識してはいますが、フランスのエスプリは忘れずに。



今回はお花ではなく、エアープランツや多肉植物を並べて。銀の台は昔モロッコで買い付けた燭台です。今回はロウソクではなく、植物を乗せて演出してみました。

柄やカラフルな色合いが可愛いお皿はチュニジアから。このお皿があるだけで、雰囲気がガラッと変わり、一気に異国へ誘ってくれます。


白いお皿でも十分雰囲気のあるコーディネートに持っていくことができます。シンプルバージョンですが、センタークロスの色合いや植物など、その他のアイテムの効果も相まって、十分に異国情緒を味わうことができます。



お料理はこちら。


ースナップエンドウの冷製スープ

ーケフタとタブレ

ーマンゴーシャーベット




スープと聞くとなんとなく味の想像がついてしまうのではないかと思うのですが、このスープはいい意味で期待を裏切ってくれます。


もちろん味のベースは「スナップエンドウ」です。


でもそこに、ミントで清涼感を加え、サワークリームで程よい酸味を与え、ココナッツミルクでコクをプラスして仕上げました。生徒さん達も一様に、ただのお豆のスープではない仕上がりに終始感動されておりました!!嬉しい。


メインはフランスから旅立ち、モロッコ料理の「ケフタ&タブレ」。

ケフタはスパイスの効いたひき肉料理で、モロッカンハンバーグとでも言いましょうか。作り方も基本的には皆様御馴染みのハンバーグとほぼ一緒ですが、モロッコはイスラム国なので豚肉はNG。なので、このレシピも牛豚の合い挽き肉ではなく、ラムと牛肉で作っています。そしてスパイスやハーブを効かせて、ソースがなくても十分満足いただける味付けに仕上げました。




そのままでもお楽しみいただけるケフタではありますが、もちろんこのレシピを肉だねとして、ここから別のお料理に発展させることも可能です。例えばトマトベースのスープで煮込んで、クスクスにアレンジすることも可能ですし、隣国チュニジアの「Chakchouka / シャクシュカ」に変身させるのもおススメ。シャクシュカは昨年レッスンでも「ラム肉とインゲン豆のエッグプレート」としてご紹介しましたね! シャクシュカにする場合は、小さめのミートボールに成形すると食べやすいでしょう。


シャクシュカ/ラムとインゲンのエッグプレート

先日から少しづつアップしている「レシピ&動画」のショップでも、このシャクシュカのレシピがご購入いただけますので、ご興味がある方は是非こちらも合わせてご覧下さいませ!


ショップページはこちら



付け合わせのタブレは北アフリカが発祥ではあるものの、フランスでも夏の定番料理。実は「タブレ」と一言で言っても、お国が変わればその内容は変わり、レバノンあたりでいう「タブレ」は、もっとハーブがメインのサラダを示します。


レバノン流タブレ

イタリアンパセリがとにかくたっぷり。こちらはクスクスではなくブルグールという、引き割り小麦を加えるところも違うポイント。

なので今回レッスンでご紹介しているタブレは、フレンチスタイルと追記しておきましょう。


粒状パスタ「クスクス」に夏野菜をたっぷり絡めてサラダ仕立てにしているフレンチ流タブレは、レモンとハーブで爽やかな仕上がりなので、暑い夏にも食べやすく、スパイスが食欲を増進してくれます。我が家ではピクニックや子供のお弁当にも登場する一品。

ついつい食べ過ぎてしまうところですが、パスタなので想像以上にお腹が膨れますので、サーブするときは量に注意してね!


盛り付けは2パターンで紹介いたしました。

まずはカジュアルスタイル。



ケフタはバーベキューで焼いても美味しいことから、レッスンではフライパンで焼いてたものの、盛り付けの段階で串を挿してバーベキューの雰囲気を楽しんでもらいました。


もう少しエレガントにおもてなししたい時は、こんな感じはいかがでしょう??



白いお皿にスパイスで線を描き、タブレを型抜きしたらぐっとエレガントに仕上がります。この時に添えるハーブも大ぶりの葉ではなく小ぶりの葉を選ぶこと。ちょっとしたことですが、こういう点もエレガントに見せるポイントです。



今回レッスンで使用していた手描きのお皿は、チュニジア雑貨のお店「ダールヤスミン」さんで購入したもの。

モロッコ料理だけに留まらず、色んなお料理に使える優れものです。

程よい窪みがあるので、カレーや麺類、丼にも重宝します。例えば我が家では冷やし中華の時は決まってこのお皿!



お店の方のご厚意で、お教室の生徒さんはかなりお得な特別価格にてご購入いただけますので、ご興味がある方は是非お店のホームページをチェックしてみて下さい!


ダールヤスミンのホームページ

アイテム欄の「陶器 ナブール焼」で、クスクス皿を検索してみて下さいね。


気に入ったお皿が見つかった場合は特別価格でのご購入のお手伝いをさせていただきますので、お気軽にご連絡下さいませ。



さて、話をお料理に戻してお次はデザート。

今回のマンゴーシャーベットはこの夏すでに我が家でも何回作ったことか、、、。家族にも生徒さんにも大人気でした!


冷凍マンゴーを使っているからお手軽で、簡単なうえ、滑らかな舌触りの冷菓が家で食べられるのは手作りならでは。材料もいたってシンプルで、長期保存できるものばかりなので、材料さえストックしておけば、思い立った時に作れるのも嬉しいところ。最短で15分程あれば完成するので、急な来客に対応できるのもうれしいところ。


前菜のスープに使用したココナッツミルクを、ここでも使っています。シャーベットもスープも、ココナッツミルクがないときは生クリームで代用出来ますが、生クリームとココナッツミルクの成分を比べると、ココナッツミルクのほうがなんと半分以下にカロリーを抑えられるのです。コクがありながらもさっぱりヘルシーな仕上がりになるのは、身体にも嬉しいですよね。



対面レッスンは全日程終了してしまいましたが、キット&動画の《おうちdeレッスン》は現在受付中。

いよいよ明日からは動画配信もスタートいたします。


対面のスケジュールが合わなかった方や、見逃してしまった方は是非ご検討下さいませ。

《おうちdeレッスン》のお申込みはこちら


キットの受取可能日は8月11日まで

*8月4日までの配送分は、お申込み締め切り日を7月21日とさせていただきます。

*8月5~11日の配送分は、お申込み締め切り日を8月3日とさせていただきます。


今回の各メニューも、《レシピ&動画》のショップにてご購入いただけるように只今準備中でますので、キット不要の場合や海外在住の方は是非ご利用くださいませ。



さあ、いよいよ夏休みの始まり。

エネルギー有り余る子供達とどう過ごそうか。

折角なら私だってバカンスを楽しみたいから、「家族サービス」に留まらず、自分も主体で楽しまなくちゃ!!


皆様も楽しい夏休みをお過ごしくださいませ。


今日も最後までお読み下さり、有難うございました。

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