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2月に突入

こんにちは。

お料理教室Table Bourgeons...の和実です。


緊急事態宣言の延長は決定的なものとなり、改めて事態の重大さが身に染みる毎日。

そんな中でも粛々と日々は過ぎ、暦も変わってもう2月。


てっきり2月3日と思っていた節分の日が、今年は一日ずれていたことをSNSで知った私は、夕方に慌ててお刺身を買いにスーパーへ走った昨日。何とか恵方巻にかぶりつき、庭に豆をまいた一夜となりました。


こういった行事は昔から母が欠かさずに生活に取り入れてくれていただけに、やっぱり自分も同じように子供たちに伝えたい。だけど日仏家庭の我が家では自分がうっかり忘れるとスルーされてしまう儚い存在ですから、ついつい力が入ってしまい、時々「日の丸」をしょっているような気分になってしまいます。


かたやフランスでは、同日2月2日の昨日は、《Chandeleur / シャンドラ―》と呼ばれる日でした。

この日はクレープを食べる習慣があるのですが、こちらもまた私は一日勘違いをしており、クレープを食べ損ねた子供たちからはブーイング。今日は一日遅れでクレープをおやつに焼くことを約束しております。



なぜ「シャンドラ―」にクレープを食べるのかは諸説あるようですが、クリスマスの40日後に当たる日が「シャンドラ―」に設定されており、この日ローマではお祭りがおこなわれていたそうです。そのお祭りにはみんながロウソクをもって町を練り歩いていた事から、「Chandelle/ シャンドル:ロウソク」が語源となっているそうです。いつの間にか、このお祭りに参加する巡礼者たちにクレープを振舞うという習慣が定着していったのだそう。


さあ、今日のおやつはシンプルなクレープになるのか、はたまたエンジンがかかってクレープシュゼットを作るのか。結果は如何に??



さて、レッスンのスタイル変更をした1月。新たな挑戦というものは何かとエネルギーを要します。と同時にアドレナリンも大量分泌されているようで、いつになく意欲みなぎる毎日を過ごした一か月でもありました。

仕事面では動画レッスンの制作に始まり、早くも確定申告の用紙作成も済ませ、ひと段落。

プライベートでは、年末におさぼりした大掃除も今頃になってスイッチが入り、窓ふきから始まり断捨離まで一気に片付け、すっきり爽快!


そういえば、年末に大掃除をするという習慣はフランスにはあまりないのです。新年は祝うけれども、お正月の「新年の神様をお迎えする」というような感覚はないので、そこまで新年に対する思い入れはないということと、ヨーロッパは寒さが厳しいせいか冬は家で巣籠し、温かくなる春に窓を全開にして大掃除をするというほうが一般的なようです。



最後に、2月の《おうちdeレッスン》の詳細についてのお知らせです。



ーヤリイカのファルシ

ーカマンベールのフォンデュ、新じゃがのロースト

ーブルーチーズのテリーヌ、洋ナシ添え


ヤリイカのファルシは、量を調節すれば十分メインにもなる一品ですが、今回は前菜でのご紹介。キリっと冷やした白ワインが飲みたくなるお料理です。ファルスも身近な材料で簡単に出来ちゃうのも嬉しい。おススメは手のひらに乗るくらいの小ぶりなサイズのイカがおススメ。(写真参照)身とファルシの柔らかさのバランスがいいのです。


ヤリイカのファルシ

メインはチーズフォンデュ。寒い冬には最高のお料理ですよね!

フランス人にとって、スキー旅行には絶対欠かせないのがこのフォンデュ。寒いアルプスの雪山を眺めながら、暖かくしたログハウスで食べるフォンデュは、それはそれは格別なものでしょう。


カマンベールフォンデュ

作り方はとにかく簡単!こんなに簡単でレッスンになるのかしら?と不安になるくらい。


本来フォンデュの具は、フランスやスイスではパンのみというのが主流。ですが、パンとチーズだけじゃ食卓が少し寂しいですし、レッスンとしても面白くないので新ジャガイモのローストもフォンデュの具としてご紹介いたします。このジャガイモのローストはすごく簡単なのですが、お芋の美味しさが良く伝わるお料理で、フォンデュ以外のお料理にも付け合わせとして大活躍するので、是非是非リピして作ってほしいお料理です。


フォンデュの食べ方に彼ら独自の遊びがあるのですが、それはまた別の機会に。。。


デザートのブルーチーズのテリーヌは、要するにチーズケーキです。これまた混ぜるだけの簡単な作り方なのですが、混ぜ方や焼き方にちょっとしたコツがあるので、この辺りを重点的に動画でお伝え出来たらいいなと思っています。


ブルーチーズのテリーヌ

ブルーチーズは癖があるので好き嫌いがはっきり分かれる食材ですが、苦手な方はクリームチーズで代用していただくと、マイルドなチーズケーキになります。数年前に「バスクチーズケーキ」として流行りましたが、言ってしまえばそのブルーチーズバージョン。ワインにも合うので、是非男性陣にもお召し上がりいただきたいデザートです。


ほんのり薫るブルーチーズに合わせて、洋ナシとハチミツを添えて頂きます。そのままでも完成ですが、出来たらこの組み合わせでお召し上がりいただきたい。不思議と味が融合するのをお楽しみくださいませ。


昨日顧客の皆様を対象に、動画レッスンの詳細をお送りいたしました。

ご興味がおありの方でメールが届いていない方がいらっしゃいましたら、ご一報くださいませ。改めてご連絡させていただきます。


今日も最後までお読み下さり、有難うございました。




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