通訳のお仕事
こんにちは。
お料理教室Table Bourgeons...の和実です。
フランス人学校は今週から夏休み。わが子達は地元の小学校や幼稚園に通学しておりますが、それでも子供達も含め家の中はバカンスモードです。
そんな中、私は先日2日間横浜でお仕事をしてまいりました。
フランス語の同時通訳のお仕事です。
今回いただいたお仕事は、ANDROS社のフルーツピューレやコンポートを紹介する為のデモンストレーションで、観覧されるのは洋菓子関連の方々。
フランス人パティシエのジェラルド・マリデ氏とご一緒させて頂きました。
彼はフランスの《ホテルクリヨン》や、《ベルナールロワゾー》などをはじめ、数々の星つきレストランでお仕事された後、現在はインドネシアのジャカルタを拠点に活動されているお方です。
前日は顔合わせ。
本来は私は通訳ですので、顔合わせのみで退席することも可能だったのですが、仕込みを一緒にすることで工程がしっかり頭に入るので、一日お供させて頂きました。
私以外にも仕込みのアシスタントさんが2名で、みんなで分担しながら準備したのは5種類のデザート!!
そしていよいよデモ当日。
時間が迫ってくると緊迫感もジワジワ。ちょっと現役時代を思い出しました。
バタバタしながらスタートしたデモンストレーションはたっぷり4時間。
たっぷりといえども5種類のデザートを仕上げていくので、段階ごとに差し替えを用意しての対応です。このあたりは私のデモも同じような流れですね。
今回はどのデザートにもANDROS社のピュレやコンポートが使われています。フランスではジュースやコンポートが一般向けにも販売されているので、このマークに見覚えのある方もいらっしゃるのでは??日本では残念ながら、業務用のみの扱いのようです。
シェフは仕込み中もデモンストレーション中もレシピやテクニックを出し惜しみ無く丁寧に説明してくれ、私もたくさん勉強させて頂きました。
フランス語の通訳といっても、私が出来るのはこういったお料理関連の場合のみ。現場で実際仕事をしていただけに、調理に関する専門用語はもちろん得意分野です。ただ現場を離れてかれこれ10年ほど経ちましたし、製菓となると私も知らない用語やテクニックなどあるのではないかなーと心配していたのですが、何とか今回のお仕事も無事終了いたしました。
関西弁がちらつく私の通訳を想像してみてください!!
少し笑えるでしょう??
しかも滑舌が悪く、特に何度も噛んでしまった言葉は”ルリジューズ”。フランス語で発音する分には問題ないのですが、なぜかカタカナで読み上げるとスムーズに発音できなくって。思わず苦笑い!!
フランス人ならではのジョークを交えたデモは楽しく、通訳しているという感覚ではなく、一緒にトークしている感覚でお仕事させて頂きました。
今回も通訳業の経験を積ませていただいただけでなく、製菓に関しても収穫の多いお仕事でしたので、今度は私が皆様に今回学んだことをお伝えする番です!レッスンでもまたご紹介しますね。
まずはお写真で皆様にお裾分け。
この5種類の中で今回の参加者の一番のお気に入りはチョコレートと洋ナシのムース(写真一番左)でした!
デモ残りのタルト生地もお土産でいただいちゃいました。大概の場合デモンストレーション後は完全に撤収しなければならないので、こんなおまけもあるんです。だって捨ててしまうのはもったいないですもの。早速翌日の子供のおやつとなりました。
さて、明日は一週間ぶりのレッスンです。
お天気が気になりますが、皆様にお会いできますことを楽しみにしています。
今日も最後までお読みくださり、有難うございました。