母の日
こんにちは。
お料理教室Table bourgeons...の和実です。
6月に入り、すでに夏を感じる今日この頃。
宣言解除となり、学校再開やワークスタイルに変化があった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
我が家はというと、主人は引き続きテレワークですが、今週から子供たちのフランス人学校は再開しました。子供たちは3か月ぶりに学校へ。再開したといっても、幼稚園は週1,5日、小学校は週2回のペースでの登校で、残りの日は引き続き自宅学習となっています。
学校初日に長男が通園しましたが、門での検温から始まり、ソーシャルディスタンスの確保、マスク着用など、しっかり感染予防対策は取られており、学校再開に向けて着々と準備してくださった学校の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
学校は今月末までで、その後は長い夏のバカンスが始まるので、登校するのも数回しかないのですが、それでも子供たちにとっては貴重な時間。久々の学校生活を思いっきり楽しんできてほしいものです。
このような状態で、子供たちが自宅学習する日がほとんどなのが現状です。
レッスンも再開できるかどうか検討しておりましたが、引き続きお休みとさせていただきます。
さて、タイトルにもあります《母の日》ですが、皆様は何かお祝いされましたか?
日本では5月10日でしたので、もうとっくに終わってしまいましたが、実はフランスは今週日曜日の6月7日なのです。
お祝いし忘れていた方は、フランス流に今週末に感謝の気持ちを伝えてみてはいかが?
かく言う私も、母の日当日はすっかり忘れておりました。
そこで、数日後遅ればせながらに手作りのフレンチを実家に宅配しました!
送ったお料理内容はこちら。
ーPâté de campagne / 田舎風パテ
ーPickles de Légumes / 野菜のピクルス
ーBallottine de Poulet, Sauce Pistou / チキンのバロティーヌ、ピストゥソース
ーRatatouille / ラタトゥイユ
ーGelée de Pamplemousse a l'Earl Gray / グレープフルーツとアールグレイのゼリー
コース仕立てにして楽しんでもらいました。
パテはレッスンではまだご紹介していないのですが、イベントレッスンの時にランチとして提供したことがあるので、お召し上がりいただいた方もいらっしゃるのでは?
私がパリでの修業時代に習得した本場の味です。渡仏してすぐのころ、修行するレストランを2軒の間で悩んでいたのですが、お客として訪れた際に食べたこのパテの味に惚れてしまい、修行先を即決したというくらい、当初からのお気に入りの一品です。
パリでの最初の修行先でもあったし、シェフもかなり厳しかったし、とにかく色んな思い出が詰まったレシピでもあるのです。
メインのチキンは真ん中にキノコと香味野菜のファルスを詰めています。冷製でも温製でも美味しく食べられる一品で、ハーブのソースを添えて食べてもらいました。
父が一番気に入ってくれたというのはラタトゥイユ。夏野菜の煮込みですが、実は私の十八番!家族も大好きなので夏はしょっちゅう作っているのですが、野菜のトロッと感がなんとも言えない!!と自負しております。
定番すぎるかなと思いレッスンではまだご紹介していないのですが、ご興味があれば声かけて下さい。 喜んでレッスンでもご紹介いたしますね。
デザートは夏らしくゼリー。
グレープフルーツのゼリーですが、ただのフルーツゼリーだと面白みがないので、アールグレイやコアントローで香りづけして、味に深みを出しました。
最近甘いものはめっきり食べなくなったという姉も、気に入ってくれた様子!
ゼリーを固めるためにはゼラチンを用いるのが一般的ですが、ゼラチンは夏場の気温だと常温で溶け出してしまうので、これからの季節は要注意です。
そこで今回使用したのは、「Agar / アガー」という海藻から作られた植物性凝固剤。皆さんはアガーを使ったことがありますか?
特筆すべきなのは、一度固まったものは常温では解けないという点。そして、透明感が抜群なのも、特徴的です。
今回は柔らかめに仕上げて、ふるふる感を楽しんでもらいました。
製菓材料店ではもちろんのこと、店舗によりますがKALDIでも取り扱いがあるようなので、気になった方は是非!
今回は母の日ギフトとして送ったものだから、きっと父の日も期待してるかしら??
何かまた別メニューを考えて、父にも喜んでもらわなくっちゃ。
皆様も良い週末をお過ごしくださいませ。
Bon Week-End!
そして最後になりましたが、読者のお母様方へ。
Bonne fête de Mère ! / 母の日おめでとう!
今日も最後までお読みくださり、有難うございました。
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