11月のメニュー

こんにちは。

お料理教室Table Bourgeons...の和実です。

今日は先週より始まりました１１月のお料理内容についてお写真と共にご紹介。

メニュー

ーSoupe de Butternuts, Raviole de Chataignes

　バターナッツのスープ、栗のラビオリ

ーNavarin d'Agneau

　子羊の煮込み

ーTarte de Fruits Secs

　ドライフルーツのタルト

先ずは前菜のスープから。

バターナッツは皆さんご存知ですか？

ずいぶん日本でも広まってきて、スーパーでも見かける頻度が多くなりましたが、かぼちゃの一種で、ひょうたんのような形をしているのが特徴です。

日本のかぼちゃと比べると、繊維量が少ないので加熱すると舌触りのよいスープに仕上がるのと、鮮やかなオレンジ色でこっくりした味わいが特徴でもあります。逆にすぐに柔らかくなって煮崩れてしまうので、煮付けには向いていません。

フランスではこの手のかぼちゃが主流で、他にはクリかぼちゃと呼ばれるコロンとした形がかわいいオレンジのかぼちゃもよくスープに使います。フランスでもバターナッツと呼ぶことから、アメリカ原種の外来野菜として入ってきたものだと思います。

シンプルに仕上げるスープにはお野菜の素材の味が全面に出てくるので、こういった目新しい食材の味を楽しむ調理法としては最適ですね！

スープだけでも十分に楽しんでいただけるのですが、折角のお料理教室ですのでさらにプラスαして浮き身をご紹介。

浮き身にチョイスしたのは栗のラビオリ。ラビオリといってもアレを使うのです。アレ！ポロっと種明かししそうになりましたが、これから受講される方々のサプライズが無くなってしまうので、ここではまだ内緒にしておきますね。

実はこのバターナッツ。名前からも連想できますが、どこかナッツのような風味があるのです。だから浮き身の栗とも相性がいいですし、私が気に入ってレッスンで度々ご紹介しているクルミオイルともまた合います。今回もスープの仕上げに最後に垂らして香りアップ！

メインは子羊の煮込みのナヴァランダニョー。

だんだん寒くなってきましたので、煮込み料理が嬉しい季節ですよね。名前の割には使う具財も調理法もいたってシンプル。ぐつぐつ煮込んで柔らかくなったお肉も、肉の旨味を吸ったお野菜も、体を温めてくれます。

ナヴァランの試作品でフランスから遊びに来ていた友人達をもてなしたのですが、味は美味しく出来たけれど盛り付けが上手く決まらず、なんだか不完全燃焼に終わっていたのですが、そこから名誉挽回。フランス製のガラスジャー《ルパルフェ》に入れてご提供することにしたら、なんだか素敵になりました！

フランスでも今、こういったテリーヌジャーに入れて提供するのが流行っています。レストランでの食事提供だけでなく、前菜からデザートまで全てのものがそれぞれジャーに入った状態で陳列されている惣菜屋さんまであるのです。

その名も《boco》。ジャー（複数形）をフランス語でいうと《Bocaux/ボコー》。発音はそのままに綴りを文字って付けられた店名というわけなのです。私はまだ購入したことはありませんが、ミシュランの星付きシェフたちが監修していたりとお料理内容も面白そうなので、いつか伺いたいと思っているお店の一つでもあります。

そういえば前に通訳業でご一緒したMOFシェフのフィリップウラカさんもその監修メンバーの一人だそう！

フランス旅行の際、旅疲れでホテルでゆっくりしたい時なんかはここで晩ごはんを調達するのもいいかもしれませんね。

ご旅行の際は是非チェックしてみてね！

boco　(ボコ）

https://www.boco.fr/fr/

そしてデザートはドライフルーツのタルト。