やまとなでしこ
- Kazumi DAVANCENS
- 5 時間前
- 読了時間: 4分
こんにちは。
お料理教室Table Bourgeons...の和実です。
7月に入りました。文月という和名には諸説あるようですが、その昔七夕に書物を干す習慣が由来とも言われているようです。梅雨が明けたこのタイミングで、湿気た書物に風を通していたのかもしれませんね。

新たな楽しみになりつつある「着付け」をマスターするため、和装でお出かけの機会を意識的に作っていることは以前のブログ記事《新たな楽しみ》でお話していましたが、先人の知恵に倣い私は書物の代わりに桐ダンスの着物に風を通すことに。せっかくならと、お友達と着物でお出かけしてまいりました。すでに暑くなっていた6月は小千谷縮で。単衣で透け感もあり、見た目は涼やかではありますが、正直言うとやはり洋装より断然暑い!慣れない着付けと格闘するから人一倍汗をかくのでしょうけれど、涼やかな顔で『やまとなでしこ』を装うのはまだまだ一筋縄ではいかないものです。

この日は板橋区にある料亭「よし邑」へ。こちらは我が家から近いので、家族でも七五三や卒業祝いなど和文化の祝い事に訪れることがあるお料理屋さんです。月一で料理長が教えてくれるお料理教室にも何度か参加したこともあるのですが、和食の世界では有名なシェフのようで、プロの職人もブラッシュアップに受講されていたのを記憶しています。和食ならではの技法はもちろんのことですが、フレンチと通ずることも多々あって、なかなか自宅で再現をするところまではいきませんが、私も刺激を受けました。

特筆すべきはなんといってもお出汁の美味しさ!!お料理のベースになる出汁が美味しいのであれば、それはもう間違いなし。この日のお料理はどのお料理も美味しかったのですが、膳菜の雲丹で早くもノックアウト!出汁のジュレと一緒に雲丹を頂くのですが、出汁の旨味とともに幸せが口いっぱいに広がる一皿でした。
手入れされたお庭を眺めながらゆとりある空間で、食材そのものの味を生かした懐石料理の数々を堪能。こういう場所はやっぱり和装が似合うもの。着付け自体はまだまだ反省点が多々ありますが、お店の雰囲気がそれを補ってくれていたことでしょう。。
7月に入り浴衣も解禁!少しハードルが下がり、気軽に和装でお出かけが出来そうです。皆さんもこの夏は、お子様と一緒にご自身も浴衣に身を包んでみてはいかが?特別な場所に行かずとも和装するだけで非日常を味わえるのも悪くない。みんなで『やまとなでしこ』になりすましましょう!!
和文化といえば先日、娘と一緒に映画「国宝」を鑑賞してきました。評判通りの内容で見ごたえがあり、とっても良い映画でした。3時間もある上映時間は正直長いと感じましたが、歌舞伎の世界の裏側を垣間見ることもできましたし、舞台のシーンもたくさんあって、初めて歌舞伎に触れる娘にとっても良い機会になりました。

映画では日本社会のダークな部分にも触れるのですが、そういった闇の世界を知識として知っておくというのもまた、中学生の娘にはよいタイミングだったのかもしれません。
私自身もいままで別世界なものだと感じていた歌舞伎が、この映画のおかげで今はちょっぴり身近に感じている今日。そう遠くはないうちに、着物で歌舞伎鑑賞する日が来るやもしれません。その時はまたリポートさせてくださいね!
余談ですが、役者さんが歌舞伎メイクで白塗りをするシーンがあるのですが、面白いことに刷毛で塗られるときのひやっと冷たい感触、けれど空気を含んでふわっとした感触を昨日の事のように思い出しました。
実はその昔、高校生時代にお友達と舞妓体験をしに京都へ旅行したことがあるのです。お化粧してかつら被って「おこぼ」履いて鴨川沿いを歩いていたら、シャッター音がたくさん聞こえたものです。偽物の舞妓と分かっていながらも私たちをモデルに撮影し、後日丁寧に写真を送ってくださったおじい様、あの時は「おおきに!」。
さて、お教室のほうはというと、先日6月のサブスクレシピを更新完了しております。メンバーの皆様はレシピダウンロード、及び動画アーカイブをご覧いただけますのでお時間あるときにチェックしてくださいね。単体で完結しているものはレシピを分けて作成しましたので、今月はたくさんのレシピ付き。どうぞ作りやすいものからチャレンジしてみてくださいませ。
そして只今、7月レッスンに向けて、最終調整中。試作をしながらレシピおこししているところです。お料理はお魚尽くし月間。食欲が落ちる夏場でも食べやすいメニューになっております。お席まだご用意できますので、お時間合います方は是非遊びにいらして下さいませ。
MENU
マグロのパニプリ
イワシのオーブン焼き、グリーンスムル
レモン&パッションのマカロン
7月レッスン日程
8日 残2席
9日 残1席
11日 満席御礼
16日 残2席
18日 〇
ご予約はこちら
今日も最後までお読みいただき、有難うございました。
では、また。
留言