モロッコごはん記
こんにちは。
今週のレッスンを皮切りに、お料理教室ターブルブルジョンでは今月クスクスをお出ししています。
クスクスにちなんで先日からブログでモロッコ(マラケッシュ)を紹介しておりましたが、前回書ききれなかった現地での食事にテーマをしぼって今日はお話したいと思います。
(前回のモロッコ旅行記はこちら)
まずは、前回のブログでも少し触れておりますが、旅行中に出会った現地のご家族にご自宅へ招待していただき、夕食を頂いたお話から。
見ず知らずの旅する若者(15年ほど前なので自ら若者発言!)を、自宅に招いてくれたマロワン君一家。現地の方の生活様式が気になり家中きょろきょろしている私達に、まずはモロッコではおなじみのミントティーでもてなしていただきました。フレッシュなミントがたーっぷり入ったグラスに高い位置から熱湯を注ぎ、そしてこれまたたーっぷりのお砂糖をいれて頂くのがモロッコ流。すっごく甘いですが、暑さで疲れた体には沁みるお味!
そして夕食はクスクス!料理に興味津々の私をキッチンに案内してくれ、ママがクスクスを作っている様子も見せてもらいました。面白いのがこのお鍋(写真左)。日本ではなかなかお目にかかれないこのお鍋はまさにクスクス専用のお鍋なんですって。
二つのパーツが合体しているのですが、上の部分には乾燥した状態のスムル(粒状パスタ)を入れます。そして、下の圧力鍋でスープを煮込む際に出る蒸気でスムルを蒸すのです。蒸気に含まれている野菜や肉のうまみや香りも余すことなくスムルが吸収するという仕組みになっているのです。
出来立てをみんなで囲み、「いただきま~す」。
取り皿は使わず、大皿から直接みんなで食べるスタイルに驚きました!本来は手で食べるのが主流。クスクスの粒は細かいですし、汁気もあるのですが、みなさん片手で指を少し曲げてくぼみを作ってスプーンのようにし、親指で口の中へ押し込むように補助しながらきれいに召し上がられていました。私達もトライしましたが、途中からはスプーンでいただくことに。。
お子様もいたからかそこまで辛味は利いていませんでしたが、これぞモロッコのお袋の味なんだろうなあ。クスクスも各家庭で味がちがうのです。きっとモロッコでいうクスクスとは日本のカレーのような位置づけのメニューなのではないでしょうか。みなさんも、好みのスパイスを調合しながら”我が家のクスクス”の味を研究してみるのもおもしろいですね。
宗教上、豚肉は食さないのがマグレブ諸国。なのでお肉は鶏肉や、子羊など。おさかなのクスクスもありますが、高価な海の幸は特別なときに戴くそうです。
屋台のお料理も美味しかったです。アルコールも宗教上飲まない国ですが、うわさでは屋台などでは観光客用に、コーラなどの瓶にアルコールが詰め替えられているという話。
ケフタと呼ばれるお料理は、ひき肉料理でモロッコ風ハンバーグといったことろでしょうか。こちらもスパイスが効いていて、コリアンダーやミントのフレッシュなハーブの香りが引き立った一品です。これから夏場、バーベキューにもお勧めです。
日本でも最近みかけるようになったタジン鍋も、マグレブ諸国のもの。
さて、ターブルブルジョンのクスクスはどんな仕上がりになったのでしょうか?本日ご参加いただいた皆様には高評価を戴き、好調なスタートをきりました。
レッスンの様子は、後日アップしますのでお楽しみに!
今月のクスクスレッスンは全日満席御礼となりました。ご予約いただきました皆様、ありがとうございます!
5月のレッスンは現在予約受付け中です。皆様のご参加お待ちしております。お魚メニューや、夏場に向けてガスパチョをアレンジした前菜をご用意しております。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。