9月レッスンレポ

Kazumi DAVANCENS
10月2日
読了時間: 4分

こんにちは。

お料理教室Table Bourgeons...の和実です。

「夏野菜を使用するから」というかなり個人的な理由で、9月末までは夏のような気候を望んでいた私。望みが叶ってか否か、最終回までしっかり夏の暑さを肌に感じながら、9月のレッスンを終えることが出来ました。仕入れも問題なくできたことに喜びと安堵の気持ちに包まれながら、一息つく今日この頃でございます。

さて、今日は先週終了いたしました9月レッスンのリポートをお届けいたします。

まずはテーブルコーデから。初回は別のテイストでおもてなししたのですが、中旬に差し掛かりお庭のアナベルが変色し始めたのを発見。そこで枯れ始めたお花を救済すべくリースを作り、月の途中ではありましたがコーデをリニューアル。

お庭のアナベルだけでも形にはなるものの、同色の野ばらとひおうぎの実を購入し、表情をつけてみました。実はアナベルのリース作りは毎年の恒例行事。ドライフラワーは腐らないとはいえ、直射日光が当たっていなくても一年経つと結構色褪せてしまうもの。自分で作ったものならなおさら思い入れもひとしおで、さよならするのが惜しく感じるのも当然。ですが、色褪せや散り積もったほこりなどでお家全体がくすんでしまうのは残念ですので、こうして作り直しては定期的に差し替えるようにしています。

お料理はトマト尽くしのメニューとなりました。前菜はトマトのメリメロサラダ、冷製スープ添え。ガスパッチョのようでガスパッチョではない、具沢山の冷製トマトスープといった感じ。

スイカを隠し味に入れたのがポイントなのですが、意外とマッチしていたことに皆様驚かれていましたね。個人的にフルーツをお料理に活かすのが好きなので、来月も前菜でフルーツを使います！お楽しみに。

メインはイワシのトマトファルシ。トマトファルシ自体はとってもメジャーなお料理なので、生徒さんの中にも作られたとこがある方も多かったのですが、基本的にはお肉バージョン。そんな中、今回のお魚バージョンは、とっても新鮮に感じられたようです。まずお魚料理のレパートリーが増えて嬉しいということ自体が多くの生徒さんにとってプラスに感じていただけた点でしたが、それだけでなく、お肉だと焼いている間にトマトが崩れてしまったりファルスが硬くて統一感が出ないというお悩みが、お魚バージョンにすることで解決できるというお声も届いており、まさに私の狙い通りだったのでとっても嬉しいです。

開催日の中でも何回かイワシの入手が出来ず代用させてもらったのが「秋刀魚」。今年は大漁で、かつ脂も良く乗っている当たり年と言われています。是非秋刀魚でもお試しください。お魚屋さんで購入する場合は、「蒲焼き用」とお伝えください。そうすると苦みのある内臓部分もきれいに取り除いた開きにしてくれて、その後の調理がとーっても楽になります！秋刀魚で作る場合の注意点としましては、皮が大きな塊で残らないようにするため、あらかじめ細かくぶつ切りにしてからミキサーにかけること。トマトのサイズや秋刀魚のサイズにもよりますが、2尾でトマトファルシ3つ分といったイメージです。

付け合わせのニース風ごはんも好評でした。簡単に言うとライスサラダなのですが、バスマティライスを使うことでパラパラとした仕上がりになり、サラダ感覚が増します。具材を選ばないので、冷蔵庫の掃除にもおすすめ！今回のレシピはベースと捉え、お好きな食材を加えてどんどんアレンジしてくださいね！

デザートは「クレームオズー」。プリンでもなくクレームブリュレでもない、ちょうど間の子。濃厚だけど重くないテクスチャーにたどり着くまでに、微妙な調整を重ねに重ねたデザートです。その甲斐あって食後でも皆様ペロリと完食でしたね！！