フランスジャーナルvol.1
- Kazumi DAVANCENS
- 8月9日
- 読了時間: 5分
ボンジュール!
お料理教室Table Bourgeons...の和実です。只今ロングヴァカンスでフランスに帰省中の私たち。フランスでの日々を綴りながら、皆さんにリアルな今のフランスをお届け出来たらと思います。題して「フランスジャーナル」。第一回目となるvol.1はロワールからお届けします。

海外旅行には間違いないのですが、私たちにとっては里帰りというほうがしっくりくるフランス滞在。ロワール地方にある家族のセカンドハウスが私たちの拠点となっています。7月初旬はフランスも猛暑だったようですが、私たちの到着とともに暑さが和らぎ、むしろ肌寒いくらいの毎日で、朝晩は薄手のカーディガンが必要なくらい。ネットで日本列島の最高気温が知らされるたびに、フランスの夏の過ごしやすさを噛みしめております。いまのところ平均気温は23度くらいかしら。日が照りだして暑くなったとしても、湿度がないので木陰はひんやり。お天気が良ければ昼も夜もテラスでご飯を楽しんでおります。
さて、今回ロワールでの滞在中に楽しみにしていたことがあります。田舎の家からパリ方面へ車を80分くらい走らせたところにあるCherailleという村へソロドライブすること。フランスでフローリストとして活動されている西田けいこさんに会いに行くためでした。毎年フランスで運転しているものの、初日は毎回緊張。今年はこのソロ遠足が初運転となったのですが、意外にも案外すぐに感覚を取り戻せるもので、くるくる回る環状交差点も130km/hで走る高速道路も、気が付けばすいすい車を走らせておりました。田舎から田舎へと移動した先にあった今回の目的地は花農園。もともとは小麦農家だったというそこは、現在も小麦を育てる傍ら花栽培をされている農家さん。昔のままのお屋敷には住居空間以外にも大きな倉庫や家畜小屋などがあって、現在はきれいにリノベして一部をパーティー会場として貸出ししたりしている素敵な空間が広がっていました。
到着後はまず農園内を散策。無造作に植えられているお花や野菜たち、たわわに実る果樹園をけいこさんに説明してもらいながら案内してもらいます。無造作ではあるけれど、それにもしっかり意味があって、強い種が生き残ったり、同じ種でもあちらこちらに植えることで日照条件が変わり、開花時期がずらせられるとのこと。色々勉強になりました。
散策しながら気になったお花を自分で切り取って、次はアトリエへ移動します。

ブロッカントのような空間で、贅沢にも彼女にフラワーアレンジのプライベートレッスンをしていただきました。スパイラルというブーケ作りの基本となるテクニックで束ねていきます。途中からは片手で持つのも大変なくらいのたくさんの花材に、動きのあるナチュラルテイストに仕上げるために全体のバランスを見ながら束ね、都度けいこさんがアドバイスを下さって、結果とっても素敵なブーケが出来ました。

使った花材はアジサイ、ミント、ディル、ラズベリー、キャロットフラワー、ワイルドオレガノ。事前に私がお料理教室をしていることなどを話していたので、そんな私に合わせて今回は食用としても使えるハーブや果樹などをたくさんご用意くださるというお心遣いに感動。香りがとっても芳醇で、テーブルに飾るブーケにぴったりのものが出来ました。
ほかにもお教室でテーブルコーデに使えるテクニックとして、フワラーベース遊びも教えてもらいました。花器を組み合わせて広い空間をまとめ、大きなブーケを束ねなくともテーブルを飾るテクニックです。食事中の視線の邪魔をしないので、さっそくレッスンでも実践しようと思っています。

ブーケが完成すると、お庭でティータイム。お庭の獲れたて野菜やフルーツとともに、お茶とお茶菓子を出して下さいました。
ラッキーにもクッキーは、私が前から気になっていた日本人シェフ(sugio yamaguchi) のもの。オーガニックや野菜に特化している彼は現在パリでカフェを経営されているのですが、彼もまたこのcherailleの地に魅了された一人で、最近はこの村に週末通っているのだとか。フランスで活躍するため、私が渡仏先に選んだように多くの日本人が初めこそパリに憧れるものの、長年住むと自然とフランス人的感覚も身に付きます。そうしてライフスタイルを見直すタイミングで都会を離れ、もしくは2拠点生活のため、こうして彼女たちのように田舎を求めるのは至って普通のことなのです。
完成したブーケは帰宅後さっそく義母にプレゼント。とっても喜んでくれました。私は自分のインプットとしてレッスンしてもらって大満足なうえ、義母にも喜んでもらえて一石二鳥!なんだか得した気分です。
数日後、家族全員集合してのお食事会があったのですが、私は張り切ってテーブルセッティングを担当。今回のレッスンで学びたてのテクニックを復習すべく、お庭のお花でブーケを作りました。教わったときと同じような花材を選んだので、なんとか一人でもそれなりにまとめられたのではないかなと思います。
総勢16人3世代の大家族。負担が少ないようにとランチはレストランに行きましたが、夜はお家で晩餐会。といっても調理時間をかけないようにメニューはとことんシンプルに。牛肉の塊をバーベキューで焼き、付け合わせにはポテトのオーブン焼き。私はもう一つの付け合わせのタブレと、前菜にサーモンのタルタルとワカモレのベリーヌ(ガラス仕立て)を作りました。すぐに出来るものだけど、グラスに入れるだけでレストランっぽく提供できます。義母80歳のお誕生日も兼ねていたので、みんなでお祝いをしてにぎやかな宴となりました。

田舎暮らしはのんびり時間を楽しんでこそ。日ごろ分刻み並みに予定を詰め込み気味の私にとっては、それがなかなか難しい課題なのですが。。。子供たちと村から村まで自転車したり、プールに入ったり、はたまた日本から買い込んでいった本たちを読み漁って日々過ごしています。
日本もそろそろお盆休みに入りますね。皆様も里帰りやご旅行、はたまたフランス流何もしないお休みを過ごされるかもしれません。思い思いの楽しいひと時をお過ごし下さいませ。
次回のフランスジャーナルvol.2も、ここロワールからお届け予定です。お楽しみに!
今日も最後までお読みいただき、有難うございました。
では、また。
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