フランスジャーナル vol.4
- Kazumi DAVANCENS

- 8月27日
- 読了時間: 5分
更新日:8月28日
ボンジュール。
お料理教室Table Bourgeons...の和実です。
フランスからお送りしているブログも今日で4回目となりました。あちこち移動しておりますが、今回はブルターニュからお届け。

義妹が数年前にセカンドハウスを構えたのがこのブルターニュで、図々しくも帰省の度に居候させてもらっている私達。従妹とも遊べるし海も近いしで、子供たちも楽しみにしています。インテリア好きの私にとっては、古いお家を自分たちで少しづつ手を加えてリノベーションし、訪れる度に進化していく経過が見られるのも楽しみのひとつです。完全なる完成はまだまだ数年先。こういう家族一丸となっての長期プロジェクトって素敵だなーと思います。
お天気にも恵まれたブルターニュ。ブルターニュの海は冷たいことで有名で、私も毎年勇気を振り絞らないと泳げませんでした。が、なぜか今年はそこまでためらうことなく入水出来た私。始めこそ冷たいと思えど、入ってしまえば意外といける!運動不足解消も兼ねてひと泳ぎするのが、日課となっておりました。個人的体感としては特別今年が暑かったわけではないので、水温も同じく例年並みだったはず。温暖化の影響があるのかもしれませんが、きっと私の中で何かが吹っ切れたのだと思うのです。今まで「冷たい」と構えすぎていたところもあっただろうし、病み上がりだった昨年のバカンスは水着すら着なかったので、それを経て今年はせっかくの自然を「楽しまなきゃ損!」と思えたところが大きいのではないかしら。ビーチでのんびり読書も悪くないですが、結局私は体を動かすのが性に合っているのです。

今年はそんなブルターニュの海で初トライしたことがありました。それはスキューバダイビング!海遊びはよくしているもののせいぜいシュノーケル止まりで、スキューバは今まで縁がなかった私たち。今回はインストラクターの資格を持つ義妹の旦那さんが《スキューバ洗礼》を提案してくれたのです。
ボンベが想像以上に重くって仰け反るわ、慣れないフィンをつけてのペンギン歩きはてんやわんやで、海に入る前から自分で自分の姿が笑けてくる始末。海に入ったら入ったでボンベの息遣いに慣れるまでは息苦しくて息苦しくて、若干パニックになっていたと思います。ですが私が落ち着くまで義弟が寄り添ってくれて、なんとか呼吸を整え浸水することが出来ました。
スキューバ体験は免許がなくても大人は6mまで潜れるそうですが、私が潜れたのはせいぜい3.9m。耳抜きが上手く出来るのだろうか、マスクの中に水が入ってこないだろうか、とビビりながらのダイビング。実際に海の中では自分がどれくらいの深さを潜っているのか全然分からないものですね。義弟にしがみつきながら身を委ねておりました。ブルターニュの海には南国のようなカラフルなお魚やサンゴが見られるわけではないので、スキューバ好きなお友達からは「ブルターニュ名物の牡蠣でも見てきたの?」と冗談ながらにからかわれましたが、自分の呼吸に集中することに精一杯だったなかで、一応お魚や揺らめくイソギンチャクも見れたし、十分に良い海底探検をさせてもらいました。
家族全員体験しましたが、”魚好き”な長男には特に体験させてあげたくて。でもまだ10歳の小さな体です。高波気味の海に重いボンベ背負って繰り出す彼を、見ているこちらがハラハラドキドキ。何なら自分の番よりもドキドキしたかもしれません。が、そこはインストラクターの腕の見せ所。年齢に合わせて時間や深さを調整してくれて、洗礼は無事全員大成功に終わりました。元ラガーマンの義弟は恰幅が良いうえに頼もしく、それでいて穏やかな性格。スキューバ装置に身を包んだ彼は、まるで映画アルマゲドンの戦士さながら。初めての体験を彼にサポートしてもらえてよかったなと思います。

スキューバ好きの友人曰く、深い海底では空を飛んでいるようなふわふわした感覚で心地よいのだそう。これを機にスキューバ免許を取るのも手ではありますが、やっぱりまだ怖さも残る私。この体験メニューは何度でも出来るそうなので、いろんな海でとりあえずは体験を積むのもいいかなーなんて思っております。

ブルターニュでの食卓は名物のムール貝やそば粉のガレットを食べたり、シードル飲んだりと、毎回楽しみにしているお馴染みのものに囲まれて。お家の前に群生しているブラックベリーを摘んでフィナンシェを作ったら、キッズが喜んでくれたのも良い思い出。
普段はビールを飲まない私ですが、今回ブルターニュの地ビールがあると聞いてトライしてみたら、なんともフルーティーで美味しい!柑橘やパッションフルーツなどの風味が感じられてライトな感じ。それに瓶のラベルや蓋もかわいいの!夏のバカンス気分を盛り上げてくれるでしょう?子供たちはコレクションするといって、空き瓶をスーツケースに詰めております、、、

ブルターニュでは昨年に続き、本場のそば粉と塩キャラメルソースを購入。それにクイニーアマンというブルターニュの伝統菓子があるのですが、こちらも日持ちするので仕入れてきました。いづれも少量ではございますが、9月に入ったらフレンチマルシェを行いますので、楽しみにしていて下さいね!
過去のブルターニュでの様子も記事に残していますので、お時間ありましたら是非覗いてみてね。
2023年度版はこちら
2024年度版はこちら
さて、9月のレッスンについてもそろそろ考えないといけないタイミング。スケジュールが決定し、すでにお申込みいただけるようになっております。メニューはこれから試作に入りますが、9月と言えどもまだまだ暑いでしょうから、夏野菜を使いながら夏の終わりを味わっていただけたらと思います。決まり次第またブログで発表しますね。まずは日程調整していただけましたら幸いです。
9月レッスン
12,23,24,26,30日開催
10:30~15:00
ご予約はこちら
そして遅くなりましたが、8月のサブスクレシピを先ほどアップいたしました。今回は対面レッスンアーカイブではなく、フランスからの動画です。是非チェックしてみてくださいね!
次回のフランスジャーナルは、Angersからお届け予定です。お楽しみに。
今日も最後までお読みいただき、有難うございました。
ではまた。






































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