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9月レッスンの様子

こんにちは。

お料理教室Table Bouregons...の和実です。


じりじり残る暑さの中にも、少しづつ夏の終わりを感じる東京。

今月はシーズン最後の夏メニューを、きりりと冷やした白ワインと共にお楽しみいただいております。



フランス帰省後第一回目のレッスンとなる今月は、少なからず何かしらフランスでの私の体験が反映している訳でメニュー内容もまた然り。お野菜にスポットを当てたレストランでの影響を受け、今月は私もお野菜がメインなお献立。



田舎暮らしからのインスピレーションでテーブルコーデも”素朴&アンティーク”な雰囲気を表現してみました。まず注目していただきたいのはテーブルクロス。フランスでおなじみのToile de Jouey(トワルドジュイ)は、昔から変わらずフランス人に愛され続ける国民的モチーフの生地で、お城の装飾にも使われていたりします。現代ではこの生地を使った商品が多岐にわたって販売されるだけでなく、生地自体も購入できるのでとっても身近な存在。私の身の回りでいうと田舎の家の布団カバーやカーテンは、まさにこのトワルドジュイ!この生地があるだけで一気にクラシカルでアンティークな雰囲気になるから不思議。


今までから素敵だなと思いつつも我が家には少し重すぎるかなと、手を出してこなかったのですが、ここにきて遂に私も手を出してしまいました!

仕入れに向かった場所は、パリ好きなら誰もが知る「サクレクール寺院」があることで有名なモンマルトルの丘へ。



ですがこの日はサクレクール寺院は横目でちらりと眺めるだけに留め、私が向かったのはすぐ横にある老舗生地屋さん《Marché Saint Pierre》。実はモンマルトルはパリの繊維街としても有名で、生地やリボンやボタンなどの専門問屋が軒を並べているのです。



トワルドジュイと一言に言っても柄や色など幾パターンもあるのですが、私は今回定番中の定番の柄をチョイス。帰国して早速テーブルクロスとナプキンを製作したってわけです!


この生地の良い点としては、アンティークな食器がなくともこの生地があるだけで十分にその雰囲気が表現できること。そして模様や色のおかげで、多少のシミなら目立たないということ。特に今回は赤色チョイスなので、赤ワインやソースのシミが気になる食卓では嬉しい限りです。


また次回色違いや柄違いで仕入れる予定でおりますので、こちらもお楽しみに!


クロスに合わせたのはリムのある白皿。IKEAのお皿ですが、クロスのおかげでなんだかちょっぴりアンティークな雰囲気でしょう?センターピースには田舎風っぽくお花を無造作にピッチャーへ。クロスの模様が賑やかなのでナプキンを落ち着いたトーンにすることでバランスをはかりました。


お料理はこちら。

ー緑のガスパッチョ

ーズッキーニファルシ、パプリカのピュレ添え

ーもものムース




私が驚いたことは予想以上に生徒さんたちがズッキーニの扱いに困っていらっしゃったという事実が判明したこと。今でこそスーパーで定番の夏野菜となりましたが、まだまだ日本では浸透しきれていない西洋野菜なのかもしれません。

今回のズッキーニファルシはフランスではあまりにもメジャーなおかずなだけに、すでにみんな作ってるかな?レッスンでするには面白みがないのかな?と今まで封印していた一皿でしたが、結果思い切ってご紹介して良かったなと思います。


試作を重ねたファルスは、ズッキーニとよく合う食感になるように仕上げています。ほんのり感じるズッキーニの苦みに抵抗があるお子様にも、ジューシーで柔らかいファルスのお肉が苦みを上手にコーティングしてくれるのではないかと思っています。ちなみに我が家でも度々登場するこれは、子供たちの大好物!レッスンではパプリカのピュレを添えてご紹介していますが、我が家の日常ではピュレの代わりにバターライスを添えてワンプレートスタイルです。バターライスは過去にもご紹介しましたが、ご存じない方にも今回新たにレシピをお渡ししておりますので是非ご活用下さいね。


デザートの「もものムース」も、とっても反響が良くて嬉しいです。

皆さんの驚くポイントは「ももの皮むき」。トマトみたいに湯むきしちゃうのです。皮のむきにくいももにあたると、イラっとしますよね。それがちょっとした工夫でつるりと解消できてしまうのですから、知っておくと便利ですよね。

そして意外とムースは簡単だという事。それに冷凍できるというのも嬉しいポイント。余裕がある時に仕込んでストックしておけば、思い立った時に解凍して食べられるのです。


いよいよ桃の入手が困難になってきたので、後半のレッスンではスモモで代用するかもしれませんが、スモモでも美味しくお召し上がり頂けますのでご安心くださいね。


【すももで代用する場合のワンポイントアドバイス】

  • コンポートは皮付きのまま

  • ピュレは生クリームと合わせる段階で味見して、酸味が強い場合は砂糖をプラスする



さてさて、あっという間に10月もやってまいります。

すでに試作も開始し、現段階で前菜にキャロットラぺ&セビッチェ、メインに牛肉のステーキ、ブルーソースがすでに決定!デザートは時間配分を見ながら何にしようか考えているところです。


デザートがまだ決まっていない状態ですが、スケジュール発表しておきますね。

10月6、10、13、17、20日の5日間。

皆様お誘いあわせの上、是非いらして下さいね!


お申込みはこちら


今日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。




 



  






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