お祭り騒ぎ
- 10 分前
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こんにちは。
お料理教室Table Bourgeons...の和実です。
お盆があけた今週、お教室ではスペシャルレッスンを行っておりました。何がスペシャルかって??
常連様はご存じですが、留守にしがちな8月は基本的にはお教室はお休み。それが今年は異例の開講となったこと。そしてもちろん、フランスから国境をまたいでスペイン料理に挑戦するというのが特別だった月。特別開催だったという高揚感に加え、スペインのラテンな陽気さも相まって、私の心中は終始お祭り騒ぎでございました。

スペインについては多くを語ることが出来ませんが、料理の観点では私は勝手に親近感を抱いておりました。というのも、フランスでお世話になった初代シェフがバスク地方出身だったのですが、このバスク地方というのがフランスとスペインにまたがるように広がっていて、文化的にも多くの共通点を持ち合わせている地域。しかもバスク地方の土地的割合はスペインが8割で、むしろスペイン色強め!なので知らず知らずのうちに、初代シェフを通して間接的にスペインのエスプリも吸収していたのでしょう。今日のリポでは、皆さんも旅する気分で記事に目を通していただけたら嬉しいな。
8月のお花は「ほおずき」をセレクト。お盆に向けて出回るオレンジ色の大振りなほおずきが日本では主流ですが、フランスでは食用のほおずき「フィザリス」が出回ります。日本のそれと比べると小さく、薄茶の皮に包まれた黄色の実。酸味もあり、プチトマトの風味に似ています。

今回私はホームセンターで売っていたフレッシュのほおずきを一枝購入。一部はそのままドライにし、残りは透かしほおずきに。この透かしほおずきはレース状の網目が可憐でとっても素敵で、ドライフワラーとして花屋で購入したことがあったのですが、自分で製作したのは今回が初。

まずはたっぷりの水にほおずきを漬け2、3週間放置。だんだん水が腐ってくるので私は密閉容器に入れて蓋をし、屋外に放置。久々に対面したそれは、水がオレンジに濁っておりました。こわごわ触ってみると、オレンジの皮がにゅるっとしています。ゆびでこすったり、水の中で濯いだりしているうちにオレンジの皮は剥がれ、レース状の葉脈だけが残りました。その後きれいに水洗いし乾かして完成。完成した色によっては、漂白剤に漬けこんで葉脈の繊維を白くすることもできます。
こうして完成した透かしほおずきとドライほおずきを合わせ盛り、ナチュラルテイストのセンターピースに仕立てました。優しい色合いと透け感がたまらない!レッスン後もドライフワラーとして当分の間は楽しめそうです。時間はかかるけれど簡単に出来るので、皆さんも是非試してみて。

ウェルカムドリンク片手に始まるデモンストレーション。暑い中お越しいただく皆様がゴクゴク飲めるように、氷を浮かべたアイスコーヒー。いつの頃からか、「おめざ」としてちょっとしたお茶請けもご用意する習慣が定着しておりますが、今月はスペイン月間にふさわしくバスクチーズケーキを焼きました。これ、私の鉄板菓子!お味見いただいた方は一様にご満足いただける代物で、私自身も大好きなチーズケーキ。

濃厚でクリーミーながら、バニラビーンズのプチプチ感やふわっと香るラム酒が大人心をくすぐったはず!生徒さんにも8月の特別感を味わってもらいたくてバスチーを大ぶりサイズでお出ししたので、カフェでお茶しているような気分をお楽しみいただけたのではないかしら。

前菜はスパニッシュオムレツ。トルティーヤと呼ばれるそれは、じゃがいも入りのオムレツ。トルティーヤはスペイン語で「小さな丸いもの」という意味であることからも分かるように、丸いフライパンで焼き上げるのが常。ひっくり返す時は私もいつもドキドキしますが、アクシデントが起こらないように卵液を焼く前からトロッとさせるのがキーポイント。早速おうちでお作り頂いた生徒さんから届いたつくレポでもとってもきれいに焼き上げて下さって、ご家族からも「うまっ!」と嬉しい反応もかえって来たようです!こういう一言がやる気にさせてくれますよね~。

お野菜不足に感じたので、追加でパプリカのコンフィもメニューに組み込みました。もともとはお野菜プラスという理由だけでしたが、偶然にもスペインカラーでお皿が華やぎました。

トルティーヤはレッスンではケーキのように等分してお出ししましたが、シチュエーションが変われば盛り方も変えて、一口サイズにすればどうでしょう。パーティーやアペリティフとしても食べやすく、大人数でお楽しみいただけるのでお勧めです。

メインはパエリア。地方や家庭で幾通りものパエリアがありますが、私のパエリアはシーフード&鶏モモ肉を使用し、お米はパラパラではなくしっとり派。サフランも使用しますがそれよりも具だくさんの食材から滲み出だ出汁がお口全体に広がる感じ!私自身は毎週作っていた思い出の味なので、当時を懐かしみながらデモンストレーションさせてもらっていましたが、皆さんのお口に合いましたでしょうか。

デザートはオレンジタルト。レモンタルトのオレンジバージョンですが、レモンのそれと比べると酸味がまろやかなのが特徴。だからレモンタルトによくあるような甘いメレンゲを合わせてしまうと、甘すぎるうえ、オレンジの風味が感じられなくなってしまいます。そのかわりというわけでもありませんが、今回はカカオのヌガティーヌを添えてみました。アーモンドを練り込んだヌガティーヌは、ちょっとしたお茶請けにもなる優れもので、色んなシチュエーションでお楽しみいただけるはず。シンプルにバニラアイスに合わせるのも素敵。湿気に弱いので密閉容器に乾燥剤と一緒に入れて保存してくださいね。

3日間というショート開催ではありましたがたくさんの方にお会いでき、とっても楽しいレッスン週間でした。というのも、実は東京に戻ってからというもの、だらだらしすぎてメリハリのない日々に嫌気がさしていましたし、一つ屋根の下で四六時中一緒の家族との距離感が、少々息苦しく感じていた今日この頃だった私は、このレッスン週間ではまるで水を得た魚のようだったなと。お相手して下さいました皆様、本当に有難うございました。おかげで残りの夏休みは気持ちを切り替え、家族との時間も満喫できそうな予感!皆様も夏休みラストスパート、頑張って走り抜けましょう!
サブスクレシピは現在準備中です。お楽しみに。
今日も最後までお読みいただき、有難うございました。
では、また。





















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