父の日

こんにちは。

お料理教室Table Bourgeons...の和実です。

子供たちの学校も年度末に差し掛かり、長ーいバカンスがもう目の前までやってきた今日この頃。子供はもとより、親の私たちだって浮足立っています。

だって3月からずーっと自宅学習をサポートしてきたんですもの。最後くらい少し気が緩んでも仕方がないですよね？？

と自分に甘い私でございます。

さて、タイトルにもありますように、先日は父の日でしたね。

母の日は日本が5月第2日曜日なのに対しフランスは5月最終日曜日で、数週間のずれがあるのですが、父の日は日仏どちらも6月第3日曜日。

主人へは特にプレゼントは用意はしていなかったのですが、せっかくの週末だったので、海好きの主人のためにという口実で、我が家定番のお出かけ先”湘南”へ行って参りました。

今回は釣りにチャレンジ。漁港のスペースを使わせてもらえたので、絶好のポイントではあったと思うのですが、残念ながら収穫はゼロ。。。上から覗くと、釣り針のすぐ近くを魚の大群が泳いでいるのに、なぜ？？？

残念な結果とは裏腹に、子供たちは楽しかったようで、「あわよくば晩御飯のお魚ゲットなるか？」と、欲を出していたのは私だけだったようです。。

そして漁港とは目と鼻の先の「天神島臨海自然教育園」でも磯遊び。こちらは保護地区の為海水浴は禁止なのですが、その分海水の透明度も高いうえに、磯遊びで発見できる海の生き物たちも、他の海岸で見るよりもサイズがでかい気がしました。干潮時は珍しい生き物とされている「ウミウシ」も発見できるのだとか。

今回の海行きを決めたのには、もう一つの理由がありました。実はその2週間前にも秋谷海岸で磯遊びをしていたのですが、その際にカニを捕獲。長男が切望し、カニを家まで持ち帰ったのです。すると私の予測をはるかに超え、我が家の水槽の中で悠々と生き延びてしまったのです。その時持ち帰った海水が少なかったこともあり、今回新たに海水を持ち帰ることにしたというわけです。

余談ですが、そのカニはフランキーと名付けれました。びっくりなことに、カニをじっくり観察すると、海岸では気付かなかったのですがおなかには大量の卵が！！　フランキーと命名したカニは、その後フランシーヌと女性形の名前に改名されております。

そして卵はというと、先日遂におなかから解き放たれ、現在ぷかぷかと大量の赤ちゃんが浮遊中。このうちの何杯が大人のカニへと成長できるのかしら？？

ランチは佐島の人気レストラン[Marine & Farm]へ。

海を眺めながらのテラス席で、父の日を祝って乾杯～！

鎌倉野菜たっぷりの美味しいご飯も頂き、私も大満足。

主人への”父の日”は海でのお祝いとなりましたが、実家の父へのギフトは”母の日”に続き、Table Bourgeons...特製のフレンチフルコースを宅配いたしました。

今回のメニューはこちら。

ーSaumon Gravlax, Blinis de Pomme de Terre, Crème Acidulée

　サーモンマリネ、ジャガイモのブリー二、酸味のクリーム添え

ーCanard Confit, Choux rouge aigre-douce

　鴨もも肉のコンフィ、紫キャベツのエーグルドゥース

ーChiffon Cake, Compote de Rhubarbe

　シフォンケーキ、ルバーブジャムと共に

フレッシュなサーモンを塩漬けにしているサーモンマリネは以前レッスンでもご紹介いたしましたが、ブリー二を添えてアペリティフ感覚で提案しました。ブリー二はいわば塩味のパンケーキ。ジャガイモを生地に練り込んでいます。

メインはラードでじっくり煮込んだ鴨のコンフィ。レッスンではチキンでのご紹介でしたね。紫キャベツを付け合わせに。紫キャベツはリンゴと一緒に蒸し煮にしているのですが、ヴィネガーを加えてさっぱりと夏仕様に仕上げました。

デザートは両親にルバーブジャムを食べてもらいたくて、ジャムを美味しく食べてもらうためのシフォンケーキを考案しました。

今回も嬉しいことに、家族みんなに喜んでもらえたみたい。

姉妹がプレゼントしたワインやチーズも相まって、お家でフレンチな夜を満喫したようです。

いままで宅配のチルド便を利用したことがなかったのですが、翌日の午前中には届くというスピード（本島内）も有難いですし、手作りのお料理を届けることでまるで同席しているかのような錯覚を覚えるくらいに共有している感覚があって、今更ながら感動しています。

いよいよ夏本番。

皆様、夏バテしないようご自愛くださいませ。

今日も最後までお読みくださり、有難うございました。