バカンス延長？？？

お料理教室Table Bourgegons...の和実です。

2月後半から始まっていた子供たちの長期休み、通称スキーバカンスは先週末で終了。

いつもなら今頃は通常の生活に戻ってせいせいしているはずなのに、フランス人学校もコロナウィルスの感染予防のため引き続きお休みとなりました。

ですがバカンスが延長になったわけではなく、今週からはあくまでも自宅学習。

毎日インターネットを通じて先生から課題がそれぞれに与えられます。その中には計算や文法などだけでなく、音楽や体操、美術など多岐にわたる課題内容。

最初は私も子供たちもバカンスが延長になった気分でいましたが、ちゃんと学習時間を確保しなければならないことに気づき、悪戦苦闘しております。

今のところ来週には学校が再開する予定ではありますが、コロナが終息しそうにもないので自宅学習が延長になりそうな予感。。。

なんとか我が家は私が家事の合間に面倒見たり、テレワークしている主人がちらちらチェックしたりしていますが、出勤を要するご家庭は大変だろうな。

今回の長期休みは先ほども書いたように《スキーバカンス》という別名があるくらい、フランス人はこぞってスキーへ行くのですが、我が家も先週長野県へ。

もう今年で8年連続で通っている斑尾タングラムスキーサーカスへ。

昨年もここについてはブログでお話していますが、とにかく子供連れに便利なこと。スキー場が目の前で、レンタルもスキーレッスンも託児施設もすべてホテル内。そのうえプールや温泉、マッサージ、エステまでもがあるのです。噂ではクラブメッドが買収したがっていたなんて話もあるくらい、コンセプトはほんとに素晴らしいと思います。

大きなホテルなだけに、ハイシーズンや連休などはきっと混んで大変だろうなと思いますが、私たちは終わりかけのシーズンに加え、平日に利用するのでいつもガラガラ。温暖化で雪の心配もしましたが、結果としては雪量も雪質も全く問題なしでしたので、この時期はねらい目ですよ！

ホテルの欠点として毎年思うところはお食事面。。。

基本的にはバイキングなのですが、はっきり言って大したことはありません。（子供たちは喜びますが、、、）なので、私たちは併設されているレストランを利用し、できるだけバイキングを回避して過ごします。

滞在中一回は必ずホテル内に入店しているお蕎麦屋さん《独楽》で信州の味を堪能。お蕎麦はもちろん天ぷらも美味しい！そば嫌いの主人もここの牛丼がお気に入りなので、なんとかセーフ。

そして一日はフレンチレストランで、コース料理を。

フレンチながらも日本の食材をさりげなく使っていてお味も満足ですし、ゆったりお食事できるのが嬉しいです。

ランチはどうしているかというと、数年前から設置されているフードカーでホットドッグをほおばったり、、、

とある日は山頂にできたカフェでピザを。

このカフェ《野尻湖テラス》もお食事メニューは限られていますが、とにかくロケーションが最高で、山頂からきれいに野尻湖が見下ろせますし、スキーの合間に冷えた体や濡れた手袋を温めることができるのもうれしい。グリーンシーズンは大きなテラスも開放していて気持ちが良さそうですよ！

タングラムスキーサーカスのゲレンデは小規模なのですが、実は斑尾高原ともつながっていて行き来でき、今年はこちらでも滑りました。すると、近くで聞き覚えのある外国語が聞こえてくるではありませんか。なんとゲレンデで日仏カップルに遭遇。挨拶から始まり、少し立ち話をさせてもらったのですが、彼らは数年前からここ斑尾に移住し、ペンションを経営されているそう！

最終日に彼らのペンションに遊びに行かせてもらいました。タングラムは東急のホテルが統括しているのに対し、斑尾高原はホテルだけでなくペンションもあちこちにあって、また一味違う雰囲気。その一角にあるのが彼らのペンション《アルパージュ》。

もともとペンションだった建物を５ケ月かけて自らリフォームし、素敵なアパートに様変わりさせたという逸話は、さすが日曜大工が得意なフランス人ならでは。そのアパートはというと、家族でもカップルでも利用できる部屋割りになっていて、キッチンもついているので自炊もできますが、周辺には何件もレストランがあるのでママにはそちらのほうが魅力かな。

アルプスのシャレ（山荘）を彷彿させる木の温もりや、みんなが集えるサロンに灯された暖炉などはとても魅力的で、フランスでのスキー旅行を思いだしました。

ゲレンデで出会ったとき、ご夫妻共にスキーがすごく上手だなと思ったのですが、それもそのはず。ご主人のブリュノーさんはペンション経営の傍ら、スキーレッスンもされているそう。