春の食材
こんにちは。
お料理教室Table Bourgeons...の和実です。
今月の《おうちdeレッスン》の動画配信の準備が整いました。
動画編集は回を重ねるごとに少しは慣れてくることもある半面、新たな課題が出現しては壁にぶち当たる日々を過ごしておりますが、なんとか今月も皆様にお届け出来る状態まで持っていくことが出来ました。
前回のブログにもメニュー内容を記載致しました通り、今月は全皿春を感じていただけるお料理。
前菜に使うアイテムに「海藻バター」があります。
わかめをはじめとする海藻は、私自身も年中お料理に使用している感覚ですが、実は春が旬。
週末にしょっちゅう訪れている湘南では、最近道端で朝採れの新鮮な《春わかめ》の無人スタンドをちらほら見かけることもできます。
午後には売り切れてしまうこの無人スタンド。無造作にビニール袋に入ったわかめは、生の状態ではごわごわした状態ですが、熱湯でさっと湯がくと一瞬にしてしなやかに、そして色鮮やかな緑に早変わり。食べると肉厚で、磯の薫りが芳醇!
旬の時期は栄養価が高くなるのも嬉しいところ。海藻は食物繊維が豊富なので、腸内環境を整えてくれたり、ミネラル豊富で新陳代謝を高めてくれたり、コレステロールを抑えたり、抗ウィルス性も期待できるのだとか。
フランス好きで食通の皆様の中には、今回「海藻バター」と聞いてすでにピンときた方もいらっしゃるのではないかしら?
フランス本土でも日本のフレンチ業界でも、有名シェフ達がこぞってレストランで使用するバターがあります。それは代々続く老舗バター《Bordier/ボルディエ》です。そして彼のスペシャリテの一つに、海藻バターがあるのです。
私とボルディエのバターとの出会いもまた、パリで働いていた星付きレストランでのことでした。ボルディエさんがはるばるブルターニュから持参したバターを、自らキッチンで実演して見せてくれたのを思い出します。彼のこだわりでもある昔ながらの手法は19世紀から続くもので、専用の木の板でパタパタ叩きながら練りあげられるバターは口解けよく、濃厚で芳醇な味わい。自由自在に成型していく様子は、まさに芸術でした。
日本ではそう簡単には手に入らないかもしれませんが、チーズ専門店やネットで購入できるようです。昔勤務していた東京のレストランも確かボルディエのバターを使っていたと記憶しています。もしかすると皆様も知らず知らずのうちにレストランで提供されたバターが、ボルディエのものだったということもあるかもしれませんね!
もしご興味があれば是非チェックしてみてね。
さて、記事文頭に記載しておりましたように、3月の《おうちdeレッスン》の動画配信が本日スタート。すでにお申込みいただいております皆様には別途メールをお送りしております。ご確認下さいませ。(迷惑メールのフォルダーに分類される可能性が高いため、こちらも合わせてチェック下さいませ。)
キットのお届けもご希望日に合わせて、随時準備を進めております。
動画をご覧いただきながら、お待ちくださいませ。
《おうち de レッスン》3月分のお申込みをご希望の方はこちら。
最後にブティックから、新商品のお知らせです。
国産レモンをたっぷり使用したレモンカード。
無農薬だから皮まで安心!ゼストもたっぷり入れました。
目が覚めるような酸っぱさが癖になるお味です。
使い方はジャム感覚でお召し上がりいただけます。トーストに塗ったり、ヨーグルトに入れたり。
私の一押しは、トーストしたパンにクリームチーズ、もしくはリコッタチーズを塗り、その上からレモンカードをのせて。
朝食にはもちろん、おやつタイムにもピッタリです。
レモンカード 750円/200g
賞味期限 製造日より1か月 (要冷蔵)
キットと同梱発送承ります。
ご希望の方はこちらからお問合せ下さいませ。
今日も最後までお読みいただき、有難うございました。
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