出張調理
こんにちは。
お料理教室Table Bourgeons...の和実です。
8月に入りますます暑さが厳しい毎日ですが、皆様夏バテせずにお過ごしでしょうか?
私は7月の《おうちdeレッスン》のお届けを全て終了し、8月頭から夏休みを頂いております。
夏休み真っただ中の我が家は只今子連れで里帰り中。
実家メンバーのワクチン接種が2回終了していることと、私も一回目の接種を終えたことをうけ、今年も里帰りを決行することにしました。とはいえ、今でも感染者が増えている状況ですから、基本的には実家で引きこもっている毎日。していることといえば庭でプール遊びや虫採りなど、東京にいる時と何ら変わりはないのですが、それでも子供たちにとっては、日常の生活空間から抜け出し、おじいちゃんおばあちゃんとの交流は、「 The 夏休み 」を体感するにはもってこいなのかもしれません。
帰省して初日には、早くも子供たちの日本語が関西弁に切り替わり、馴染んでいることも微笑ましい光景です。
さて、私は夏休みに入る前に一仕事、出張調理のお仕事をいたしました。
今日はその時のお料理をご紹介しますね。
このご時世なかなか外食も難しい。そんな状況の中、生徒さんが私をご指名下さいました。
メニューはこちら。
ーBlinis de P.D.T , Tarama & Saumon marinée
ジャガイモのブリー二、タラマとサーモンマリネとともに
ーMousse de Maïs, Crème de Tonka
トウモロコシのムース、トンカ豆のクリーム添え
ーCeviche de Poulpe
タコのセヴィッチェ
ーCuisse de Canard Confit, Gratin dauphinois aux Truffes
鴨もも肉のコンフィ、トリュフたっぷりお芋のグラタン
ーSalade Verte, Vinaigrette aux Truffes
グリーンサラダ、トリュフ薫るドレッシング
ーTarte aux myrtilles
ブルーベリーのタルト
ーPithiviers aux Pommes
リンゴパイ
生徒の皆様には聞き覚えのあるメニューやお馴染みのものがベースとなっていますね。
トップバッターにはアペリティフ感覚でつまめるフィンガーフードとして、ブリー二をご用意いたしました。
ブリー二に乗せたのは、レッスンでご紹介したことのある自家製タラマや、サーモンのマリネ。2種類でのご用意なのでチョイスできるのも嬉しいですし、色合いが増えると見た目も華やか!
その次にはトウモロコシのムースを。レッスンで紹介したときは、トウモロコシムースの上にエビのマリネを組み合わせましたが、今回はこの後にもシーフードの前菜をご用意していたので、エビのかわりにトンカ豆で風味付けしたホイップクリームをトッピングしました。
トンカ豆は以前デザートに組み合わせてご紹介したことのあるスパイスの一つで、甘く杏仁の香りがするのですが、トウモロコシの甘みをさらに引き出してくれる組み合わせとなりました。きっとお子様も喜んでくれたのではないかしら。
トンカ豆をお持ちの方は、トウモロコシのポタージュにひとかけするだけでもトンカの優美な香りとトウモロコシのマリアージュをお楽しみいただけますよ!
2つ目の前菜としてご用意したのは、タコのセヴィッチェ。これは最近ご紹介したばかりの前菜ですので、まだ記憶に新しいかと思いますが、柑橘と合わせたさっぱりシーフードサラダ。レッスンでご紹介したときはちょうど甘夏や八朔が旬でしたので、和の柑橘で味付けしていたのですが、それももう季節外れ。今回はグレープフルーツを合わせました。夏は柑橘のさわやかさが心地が良いので、我が家でもよく食卓に上るメニューのひとつです。
メインは鴨もも肉のコンフィをご用意いたしました。
骨付きのもも肉をご用意したので、お皿の上でのインパクトも大!じっくり時間をかけて煮込んでいるから身も柔らかくしっとり!
これに合わせるのはグラタンドフィノワ。簡単に言ってしまえばジャガイモのグラタンですが、クリーミーな触感がコンフィの鴨肉とマッチするいい組み合わせ。たっぷりのサマートリュフで風味付けしたクリームソースで味付けし、さらにはトリュフのスライスも散りばめて!
〆めには父の日ギフトでもご紹介しておりましたトリュフカマンベール。フランスから直輸入のカマンベールには、イタリア産のサマートリュフをたーっぷり挟んで。サマートリュフだからこそ実現できる贅沢2層仕立てで。グルメなお客様の胃袋はしっかりキャッチできたことでしょう!
チーズにはグリーンサラダも添えました。グリーンサラダは葉っぱものだけでなく、ラディッシュのスライスやエディブルフラワーを散りばめることで、お馴染みのグリーンサラダも華やかさアップ!さらにご用意したドレッシングはトリュフ入り。
今回のメニューにはたくさんのトリュフを使っているので、キッチンでは仕込んでる間からトリュフの香りがふわーんと立ち込めて、テレワーク中の主人も思わず香りに吸い寄せられておりました!
デザートは2種。
一つ目のデザートはブルーベリーのタルト。タルト生地は7月レッスンでご紹介したハーブ入りのブリゼ生地。今回はきちんとタルト型に敷きこんで焼き上げました。同じ生地でも組み合わせや仕上げ方でまた雰囲気ががらりと変わるから面白いですよね。
今回はお子様のお誕生日のお祝いも兼ねていたそうなので、メッセージピックもご用意いたしました。最近習得中のモダンカリグラフィーで、先生の文字の見本片手に手書きで名入れいたしました。
まだまだ下手くそではありますが、こういうピックがあるのとないのとでは、断然メッセージ入りのほうが、お祝いムードが高まりますよね!
デザート2種目はピティビエという名のリンゴのパイ。
これは以前レッスンでご紹介したガレットデロワですが、ガレットデロワはシーズンもの。1月の公現祭のためのお菓子なので、それ以外のタイミングでは「ピティビエ」と名前が変わります。今回生徒さんとお子様達ご自身で仕上げたいというご要望でしたので、キットでのご用意で対応させていただきました。
このようなケータリング的スタイルは、コロナのご時世にはピッタリ。ご自宅で安心してご会食していただけるだけでなく、ご希望をお聞きしながらメニューをカスタマイズできるのが利点です。
もちろんコロナが終息した後も、ご要望がございましたら承りますので、まずはお気軽にお問合せ下さいませ。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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