フランス便り⑦

こんにちは。

お料理教室Table Bourgeons...の和実です。

さて、今回のフランス便りは最終回です。

今回のフランス滞在で、子供達が楽しみにしていたもの。

それは乗馬。

乗馬はフランス語では《L’équitation/ レキタシォン》。

日本でもずっとせがまれていたのですが、フランスまでお預けだったのです。

乗馬はフランスではもっとポピュラーなスポーツで、特に田舎だと身近な子供の習い事の一つでもあります。日本のそれに比べると価格は破格の差ですし、レッスンの進み具合だって全然違います。それに高額な会員制システムもありません。　

私はフランスでも日本でも乗馬を少しかじったことがありますが、日本だと昇級するためのマニュアルがあり、何鞍以上乗ったら（何回以上馬に乗ったら）駆歩が出来るというように、上達する為には相当な回数を重ねないといけない（＝レッスン代もその分高額に、、、）のに対し、フランスでは全くの初心者でもすぐに馬にまたがり色々教えてくれるのです。

実際今回8歳の娘と4歳の息子が一週間のレッスンに参加しましたが、全く分からない二人もとりあえず馬に乗り、馬の操作の仕方はもちろんのこと、速歩まで教えてもらっていました。

レッスンは馬のお世話からスタートし、レッスン後はキレイに掃除してあげて終了。だから動物とのふれあいがたっぷりあるのも乗馬の魅力でもありますよね。

日本ではサラブレッドの大きな馬を使用する乗馬クラブが多いようですが、フランスではもう少し小柄で性格も穏やかなお馬さんが主流ですし、子供達には乗馬初心者には最適といわれているシェトランドポニーを使って。

息子は軽早足の練習中に足があぶみから外れてしまい、馬から転落するというハプニングもありましたが、小型のポニーだから落馬の衝撃も少なかったと思います。痛いというより怖さのほうがほうが勝っていたと思いますが、これも今となっては良い思い出になっているのでは？

なかなかご旅行での滞在だとレッスンを受けるのは難しいかもしれませんが、いろんなところで外乗と呼ばれる乗馬散歩ができ、これまた料金は日本のそれに比べると破格の値段なので、是非チャレンジしてみてくださいね。（大抵の場合初心者ＯＫ）

キレイな景色を馬の上から眺めるのも”おつ”な楽しみ方でしょう？？

ロワール地方、パリ、そして今回はスイスまで足をのばしたバカンスでしたが、一ヶ月に渡り子供達はいとこやおじいちゃんおばあちゃんとのふれあいを存分に満喫し、フランス語もさらに上達しました。子供同士の会話は専らフランス語です。。。

私も適度に（むしろ存分すぎるかしら？？？）羽を伸ばしながら、ヨーロッパを満喫したバカンスとなりました。

孫7人を代わる代わる面倒見ていた両親達はちょっとお疲れ気味の夏休みでしたが。。。

そんな両親への感謝の気持ちを込めて、帰国当日は地元のカフェへランチにご招待。

メトロMairie d'Issyの出口すぐ前にある　《Les colonnes》というカフェへ。外観はどこにでもあるようなカフェで、もちろんカウンターでコーヒーやアルコールを一杯飲むだけの利用でもOK。駅前なだけに私もいつも前を通っていたのですが、ただの街のカフェと位置づけて、まさかお料理までは全く期待していなかったのです。

でもよくよく聞けば地元の方々にはクラシックなフレンチに定評があるらしく、市長さんも長年毎日ランチに通っているくらい！今回帰国直前ということで時間に余裕が無かったことが幸いし、初来訪となりました。

どのお料理も定番のものですが、味は確かに間違いは無く、きれいに盛り付けられていて、失礼ですが意外な嬉しい発見でした。こういうお店が近所に一軒あると嬉しいですよね。