フランス便り②

こんにちは。

お料理教室Table Bourgeons...の和実です。

フランスに来てあっという間に一週間が過ぎました。

短期間の旅行だとあれこれ予定を立てて動くのでしょうけれど、一か月の滞在となるといつもながらに前半はだらだらのんびり。

幸い猛暑も落ち着き、日中は日が照っているものの湿気はなく、朝晩は肌寒いとさえ感じるほどに気温が下がるのでとても快適。

先日は両親に、この界隈では”いけるレストラン”と噂のお店に招待してもらいました。その名も《Le rendez-vous des Gourmets》。グルメのランデブー(待ち合わせ)という名のレストランです。

場所はBracieuxというシャンボール城近くの小さな町。

外観は特筆するようなものはなく、失礼ですが冴えない田舎のレストランってかんじ。

お天気もいいのでテラス席で。平日でしたがバカンス中ということもあり、子連れのお客さんは私たち以外にもちらほら。なかなかフランスでは子連れでレストランに行きにくいのですが、ランチタイムやテラス席ならまだ気楽です。

食いしん坊の私たちは一番品数の多いおススメコースを注文。

まずはアペリティフでスタートです。

ガチョウのリエットのシュー仕立てと、ズッキーニとマグロのミニグラス。

リエットは脂が濃厚ですがお肉の甘みもしっかりあって、サクッと焼かれたシュー生地が口当たりを軽やかにしてくれます。

ズッキーニとマグロのミニグラスはムースです。先日リクエストレッスンでもご紹介したマンゴーのブランマンジェ同様に斜めに冷やし固めています!!同じテクニックですね。スプーンでペロリでした。

いよいよコースの始まりです。まずはアミューズブッシュから。

グリーンピースの冷製スープに舌平目のクリームを浮かべたもの。

魚臭さは全くなく、グリーンピースの味を邪魔していません。

その次は前菜にフォアグラ。

コントラストと題された一品はどんなものかと思ったら、冷製のコンフィと温製のポワレという温度でのコントラストを示していました。付け合わせには桃のポワレ。

魚はマトウダイとオマール。

オマールで取った出汁で作られたソースも濃厚。

この日一番の私のお気に入りの一品でした。

この辺りでおなかは十分いっぱいに。

それでもコースは続きます。

お口直しに出てきたのは、リモンチェッロとレモンのシャーベット。

見てみて!ここでもシャーベットはクネルの形でしょう?皆さんにお見せしたようにスプーンでくり抜いているはずですよ。

続いてはリードヴォーポワレ、ソローニュ特産のキノコとともに。

リードヴォーは子牛の胸腺で、ホルモンのひとつに値するのかしら。白い塊で柔らかいのが特徴で、基本的には周りに小麦粉をはたいてカリッと表面を焼き上げることが多いです。

日本ではなかなかレストランでしか食べられない部位なので、メニューにあるとついつい惹かれます。

ここでも粉をまぶして表面はカリっとなっていましたが、ちょっと火が入りすぎて、とろりとした柔らかさは半減しちゃっていました。

味は美味しかったのですがとにかくおなかがパンパンで、私たちには下に敷かれたジャガイモのピュレは余計だったくらいです。

そしてチーズの盛り合わせのグリーンサラダ添え。

デザートの盛り合わせと続きます。

デザートの盛り合わせなんて、本来なら嬉しいはずなのですが、おなかが限界すぎて思わずみんなシャーベットに直行!その他は味見程度にしておきました。

食後にもお茶請けの焼き菓子を出してくれましたが、お願いしてお持ち帰りさせてもらいました。

普通ならこういった食いしん坊のためのフルコースは品数が多い分、一つ一つのポーションは小さいのですが、ここでは普通盛りで。。。 よく言えばケチ臭くなく大盤振る舞いなのでしょうけれど、最後まで美味しく味わうためにはやはり多すぎる量で、何にでも適量はあるのだと改めて実感しました。

外での食事は気持ちがいいので私も大好き。フランスでは蚊がいないところも快適な理由の一つ。湿気がないから蚊も発生しにくいのでしょう。

ところが、時々困るのがハチ。この時のランチもハチが子供たちのリンゴジュースにたかってしまってさあ大変!そこでレストランの方が用意してくれたのが、ビールにグレナディンというざくろの真っ赤なシロップを混ぜたもの。美味しそうなそれはハチをおびき寄せるためのもの。全部のハチを追いやれたわけではありませんが、こういう心遣いはうれしいものです。

とにかくおなかがはちきれそうになったランチ。なんと入店してから3時間も過ごしていました。小さな田舎のレスト