苦渋の決断
こんにちは。
お料理教室Table Bourgeons...の和実です。
昨日までの暖かさは何処へやら、今日は雪景色の東京。。。
先日東京都知事が不要不急の外出自粛要請を発表されましたが、それに追い打ちをかけるようなお天気となりましたね。
暖かいお茶を淹れながら家族でボードゲームをし、窓越しに眺める真っ白のお庭も悪くないものです。
要請自体は現在週末に留まっておりますが、Table Bourgeons...は今回4月中のすべてのレッスンを中止にする決断をいたしました。
今までは消毒や換気を徹底しながらのレッスンを行ってまいりましたが、皆様が密接する環境は免れないこと、そして遠方から電車で通って下さる生徒様も多くいらっしゃいますので、皆様の健康を第一に考え、このような対応をさせていただきましたことを、ご理解いただけましたら幸いです。
最短で5月中旬からの再開を目指しておりますが、今後の東京都の感染状況を見ながら判断していきたいと思います。
引き続きインスタグラムやブログなどは更新予定ですので、お楽しみいただけたら幸いです。
さて、今日は3月レッスンでご紹介したデザートについて。
フレジエをご紹介いたしました。
イチゴがたっぷりのスポンジケーキで、いわばフランス版のイチゴのショートケーキです。
フランス人ならみんな大好物なのでは?というくらいの位置づけです。
イチゴは2パック以上はしっかり詰まっていてそれだけでも贅沢なケーキですが、特徴的なのはクリーム。日本のショートケーキはホイップクリームで軽い口当たりなのに対し、フレジエはバタークリーム(ムースリーヌ)でしっかりずっしり。
カスタードがベースになっているのですが、バターでさらにコクをプラスしているのがポイントです。
クラシックな作り方は、仕上げは表面にアーモンドペーストのマジパンを被せて乾燥を防いだりするのですが、レッスンではイチゴのゼリーを作って流し込んでいます。現代ではこの方法が主流になっています。
スポンジ自体は日本のショートケーキにも利用できるジェノワーズという生地。今回のフレジエは工程がたくさんあるので、難易度は少し高め。お菓子作り初心者の方はまずこのジェノワーズをマスターして、ホイップクリームとイチゴでショートケーキを作ってみて下さいね。
見た目も華やかなデザートは、みんなの目を惹くこと間違いなしですよ!
《Fraisier/フレジエ》は、イチゴ《Fraise/ フれーズ》から名付けられているのですが、いちごの代わりにラズベリー《Framboise/ フらンボワーズ》で作られた《framboisier/ フらンボワジエ》もあり、こちらもフランス人には大人気のお菓子です。
さらにはピスタチオをクリームや生地に練り込んだアレンジがあったりと、それぞれのお店のオリジナルなフレジエがあるので、見かけたら是非食べてみて下さいね!
尚、3月のレッスンは参加できなかった方が多くいらしたので、再開後はまずこちらのメニューでレッスンしたいと思います。
すでにこちらのメニューをご参加くださいました方々には過去のメニューにてスペシャルレッスンを設定いたしますので、こちらも楽しみにしていてくださいね。
当分の間レッスンがない為、皆様にお会いできないのがとても寂しいです。。
この機会に過去のレシピを復習して、おうちごはんを楽しんでいただけたら幸いです。塞ぎ込みがちなこの現状を楽しい食卓で気分を盛り上げ、バランスの良いお食事で免疫力を高めましょうね。
一日も早い終息を祈りつつ。。。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうござました。
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