ガレットいろいろ
こんにちは。
お料理教室Table Bourgeons...の和実です。
2024年度のレッスンも有難いことに好調の出だしを切りました。生徒さん達とワイワイお話しながら、いつも元気をもらっています!
と同時に季節柄あちらこちらでインフルエンザなどのお声も届いております。レッスンを楽しみにして下さっていたけれどあえなくキャンセルという事態も続いていますが、何よりも健康が第一!!お教室へのお気遣いをして下さいますが、こちらのことはお気になさらず、まずはご自身やご家族のお身体をしっかり労わって、お大事になさって下さいね。
今月のレッスンではメインにそば粉のクレープである「ガレット」をご紹介しています。このガレットは今月のメニューの中で一番苦労したものでした。鉄板で焼く本場の味を家庭のフライパンでも再現したいと試行錯誤していたからです。お教室の生徒さんの中には私と同じく日仏家庭の方も多くいらして、すでに本場ブルターニュで食されたり、さらにはご家庭でガレットを作ったことがある方もいらっしゃいます。そんな彼女たちにも満足いただけるのかどうか、正直反応にドキドキしておりましたが、幸いご満足いただけたようで、ご自身が作っていたものとは別物でそば粉の風味が際立っていたというお声や、焼き方などのコツを学べてよかったなどまずまずの高評価を頂き、手応えを感じた一週間でございました。
レッスンでは一番王道のガレットコンプレットを作っています。具材は卵、ハム、チーズ。それだけで十分美味しいのですが、レッスンでおもてなしするにはちょっぴり寂しいと感じたので、キノコのソテーをプラス。正式なコンプレットではありませんが、単調になりがちな食感にキノコのコリコリが加わるので気に入っている組み合わせです。
ガレットの生地をマスターしたら、あとは自由自在にアレンジしてみて。今日はアレンジ例としていくつかご紹介しますね。
まずはガレットコンプレットをベースとして、具材をプラス。今回のキノコソテーの他、ジャガイモの素揚げがおすすめです。ボリュームが出て腹持ちが良くなるので、食べ盛りのお子様にも満足いただけます。
次にコンプレットの変形バージョン。ハムの代わりにベーコンやソーセージを具材に。フランスではアンドゥイユという腸詰めのソーセージもメジャーの具材。臓物ならではの独特の香りがあるので好き嫌いが分かれると思いますが私は嫌いじゃない!大量に食べるのはともかく、ガレットの具材としてはアリ!もしフランスで食べることがあればぜひトライしてみてくださいね。
軽やかな前菜的アレンジとしては、北欧系ガレット。生地だけを焼いたら、その上にサラダ、サーモン、ポーチドエッグ、アボカド、トマトなどをトッピングして、ヴィネグレット(ドレッシング)をかけて召し上がれ!サーモンはスモークサーモンやマリネがおすすめです。
もう一つアレンジは、ブルターニュのスナックフードである「ソーセージのガレット」。これ、私もわりと最近まで知らなかったのですがブルターニュではお祭りなど屋台でふるまわれることが多いみたい。私もまさにブルターニュに旅行中、地元のお祭りに参加したときにはじめて食べました。
いたってシンプルなそれは、ガレット生地にマスタードを塗ったら焼いたソーセージをのせてくるくる巻くだけ。私が現地で食べたのはソーセージだけでしたが、そこに飴色になるまで炒めたオニオンをプラスするのが私的おすすめ。ラップサンドみたいに片手で食べられるのも気軽で、まさにスナック感覚です。
地元のお祭りではブルターニュの音楽に合わせてみんなで輪になって伝統のダンスを踊っては、このソーセージガレットを頬張ってシードルをゴクリ。楽しい旅の思い出のワンシーンとともに、味覚も蘇ります。
最後にアペリティフのすすめ。
焼いた生地にクリームチーズを塗り、ディルのみじん切りをまぶし、スモークサーモンをのせてくるくる。それを一口サイズにカットしたら完成です。ピックに刺して盛り付けてもかわいいですよ。
もし生地が残ってしまったら。。。
基本そば粉のガレットはおかず系のクレープとして食しますが、デザートとしても使えます。ヌテラ(チョコレートとナッツのペースト)などのチョコレートソースや、キャラメルなどの味のしっかりしたソースを合わせるとデザートとしてもありです。
さあ、次はみんながアレンジする番です。おすすめの具材があればまた教えてくださいね!
ちなみに、1月レッスンは残すところ30日の最終回のみとなりましたが、キャンセルが出て3席ご用意できます。直前ではございますが、もしご都合合う方いらっしゃいましたら是非遊びにいらしてくださいね!
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今日も最後までお読みくださり、有難うございました。
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