top of page

フランス便り ロワール編


お料理教室Table Bourgeons...の和実です。


お盆が過ぎ、夏休みも後半に入っている今日この頃。

皆様お元気でしょうか?


お教室は今月初旬にすべてのキット配送を終え、暫しの夏休みを頂いております。

キットをお受け取りの方々からは各々感想が届き、今月も皆様に喜んでもらえたのを実感し、気持ちよくバカンスをスタートいたしました。


コロナが勃発してからはや3年。その間フランスへの帰省も自粛しておりましたが、今年は家族全員で帰省。3年ぶりにフランスの地に足を下ろしました。

戦争中のロシア上空の航路のヨーロッパ便は何かしら影響を受けており、乗り継ぎする方法もありましたが、私たちはJALの直行便で、ロシアを避ける遠回りの航路便を選びました。そのためいつもより2時間長いフライトではありましたが、子供達はなんのその、映画を見たりゲームをしたりしていたら、いつもどおリの感覚で到着!意外にも苦には感じませんでした。


私に至っては苦に感じるどころか、いつもなら絶対に通ることのない北極圏航路のフライトに大興奮!

アラスカを抜け、いよいよ北極海上空の頃。フライトマップで確認すると、北極海あたりは真っ白に記されています。それに合わせて窓から覗くと、海水が凍って出来る「海氷」がはっきりと見えるではありませんか。



それはそれは、まるで映画の世界!


もしかしたらシロクマもいるのかしら?なんて子供とはしゃぎながら、必死で写真を撮りました。

そのあとのカナダ上空も、山脈と雪が織りなす風景がとてもきれいでした。



そんなこんなで、きっと2度と見ることがないであろう景色を眺めることが出来て、ちょっぴり得した気分の空の旅となりました。


先にフランス入りしていた主人と長男が待つロワールの家へ向かい、いよいよ田舎でのスローライフの始まりです。



そんなフランスでの田舎暮らしを少しご紹介。


ここ数年はフランスも猛暑。暑さに慣れないフランス人たちにはきつそうですが、日本のそれに比べると湿度が低いので、たしかに直射日光を浴びると暑いものの、日陰に入ると体感温度が一気に下がります。それに朝晩は一度気温が下がるのが、日本との大きな違い。



今年は猛暑に加え雨が降らず、カラッカラなフランス。農業大国のフランスにとっては、作物が育たず深刻な問題ではありますが、お天気がいいのは観光しやすくて旅人には嬉しいところ。といっても私たちの場合は、フランス旅行とはいえ名目上は帰省という、家族に会いにいくのが第一目的でありますから、基本は家でのんびり過ごす日々。

庭でプールをする子供と、それを眺める母といったところでしょうか。だから普段は滅多にしない読書が進む進む!!



釣り好きボーイズたちはもちろんフランスでも釣りに夢中。ロワール川が近くに流れているのですが、雨が降らないから川の水位も低く釣りに適せず、近くの池や小川で釣りに没頭しております。



そんなのんびり生活の中、先日は馬好きの娘に付き合い、乗馬のスタージュに参加することに。

電話で問い合わせると大人も子供も参加OKとのこと。クラブへ到着すると、その日の参加者は私たちを含めて計8人。初対面では確信できなかったものの、話をしていくと私の嫌な予感は的中し、8人中7人は子供!

そうです。子供の中にアジア人のおかんが一人混じってのレッスンとなったのです。

大人びたフランスの子供たちは、小学生から高校生まで年齢はバラバラでしたが、さすがに私とはスタミナが違います。ろくに休憩も取らずに速足駆け足を繰り返し、乗馬したまま鬼ごっこをしたり、子供相手ではありますが私も必死。午前のレッスンを終えるころにはすでにくったくた!




午後のレッスンでは、ボルティングと呼ばれる馬上体操にも挑戦。フランス語でボルティージュというそれは、鞍無しの馬の背の上でポージングしたり移動したり、バランス感覚を養いながら馬と呼吸を合わせるスポーツ。人間のバランスが崩れると馬の歩並みも止まる。柔軟性に欠ける私の体は、バランス感覚以前の問題があったようにも感じましたが、子供に交じって私も満喫のスタージュとなりました。

おかげで私は2,3日は全身筋肉痛でしたけれど。


乗馬の位置づけは日本とフランスとで全く違うのには、毎回驚きを隠せません。

フランスではだれでも気軽にできるスポーツであるのに対し、日本では超高額の会員制システムのクラブばかり。レッスンでも、相当な回数をこなさないと駆け足できない日本に対し、初心者でもとりあえず馬にまたがって、速足でも駆け足でもさせてみる体当たりなフランス。

小さな子供向けの引き馬体験に至っては、フランスはスタッフが付き添うことすらせずに、保護者が馬の手綱をひきながら、近辺を自由にお散歩させてくれることだってよくある話。


だから小さな子供が馬と触れ合う機会も多ければ、習い事で乗馬をしている子供もたくさんいます。

日本でクラブに所属させていない分、フランスに来た時は子供たちに思いっきり乗馬を楽しんでほしいというのが、私たちの想いです。


娘とはまた近いうちにロワール川のほとりを外乗(乗馬でお散歩)する予定。


是非皆さんもフランスに来る際は乗馬体験してみてはいかが?



さて、次回のフランス便りはブルターニュ編。

お楽しみに!


お教室は引き続きお休み中。

キット無しの《動画&レシピ》はホームページからいつでもご利用いただけます。


今日も最後までお読みいただき、有難うございました。




Comments


最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page