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フランス便り ブルターニュ編①

ボンジュール!

お料理教室table Bourgeons...の和実です。


今日のフランス便りはブルターニュからお届けいたします。



ブルターニュはフランスの北西に位置する大西洋沿いの地方です。ブルターニュは独特の文化が根付き、ブルトン語も存在し、場所によっては道の標識がフランス語とは別にブルトン語で記されている場所もあります。

私も過去に訪れたことがあり、長男が洗礼を受けたのもこのブルターニュの地なので、ちょっと思い入れのある地方でもあるのですが、数年前に義理の妹夫妻がこの地に別荘を購入。ということで、今回は彼女たちのお家に訪問してきました。


ブルターニュと一言で言ってもとても大きな地方なのですが、彼女たちのお家はブルターニュ北部。どちらかといえば、手つかずの自然が多く残っている地域ともいわれています。


早速彼女たちと合流してビーチへ。

崖の下広がる海岸は別名エメラルド海岸とも呼ばれ、その名の通りエメラルド色!駐車場からは急な階段を下りないとアクセスできないピソットビーチ。海の家的なものもないですし、こじんまりした感じがプライベートビーチのよう。



地理的にブルターニュ北部は、特に潮の満ち引きの差が大きいようで、大きいときは12メートルにもなるのだとか。だから必ず満潮干潮の時間を確認しないと、タイミングを間違えば海で泳げないということもあるのです。


私たちが訪れていた日も、一年で一番満ち引きの差が大きい時期だったようです。到着したころは磯遊びが出来ましたが、最後のほうはみるみるうちに潮が押し寄せ水位が上がってきて、お開きとなりました。


ブルターニュの海は冷たすぎて泳げないというので有名なのですが、猛暑も手伝って、寒がりの娘も泳ぐことが出来ました。



次の日は、Eh Biens という場所へ。



ここは干潮の時に現れる砂浜を歩いてしかアクセスできない小島。観光名所のモンサンミッシェルがそれで有名ですが、ここもその類。だからここでも満潮時間のチェックは欠かせません。とても小さな小島で個人所有の島なので、レストランなどがあるわけでもなく、数分でぐるりと一周できてしまいます。


干潮時に広がるきれいなビーチをめがけてクルーザーたちもやってくるのですが、びっくりすることに船体が完全に陸に上がってしまっているヨットもちらほら。彼らも満潮時になったらまた海に浮かび、出航することでしょう。



ここでもここでも海に入って遊んでいましたが私はというと、砂浜でもっぱら潮干狩り!

道具を持って行かなかったので手で砂を掘り起こしたりして、狙うはPalourde / パロウドとよばれるアサリや、Coques / コックと呼ばれるヨーロッパザル貝、Amande de Mer / アマンドと呼ばれるアサリの仲間、そしてそしてCouteau / クトーと呼ばれるマテ貝を探して。


私が特に狙っていたのはクトーと呼ぶマテ貝。クトーとは、フランス語でナイフを意味し、その名は貝の形に由来し、ナイフのように細長い形をしているのがこの貝の特徴。日本ではなかなか見ることが出来ないし、フランスでも少し高級食材に部類されるので、特に必死に探しました。

道具もないし、全然見つからないし、だんだん満潮に近づいてきたし、、、と諦めかけたその帰り、思わず叫んでしまいました。


なんとマテ貝が砂から顔を出しているではありませんか!!!




以前聞いた話では、砂に開いた穴に塩をかけると、マテ貝が飛び出てくるのだとか。この日は塩を持ち合わせていなかったのですが、ラッキーにも何故かその近辺あちこちで貝が顔を出したり、はたまた完全に姿を露わにしているマテ貝を子供達と必死に拾い、私のフランスでの潮干狩りは大満足で終了いたしました。


もちろん拾った貝は持ち帰り、お料理したことは言うまでもありません。



シンプルにオリーブオイルでエシャロットと一緒に炒めてパセリをぱらり。

噛み応えのある食感が子供たちには不評ながらも、大人には大満足のアペリティフとなりました。



フランスに来てからというもの、ろくに外食しておらずおうちごはんが続いています。レストランに行きたくてうずうずしているのが私の正直なところなのですが、彼女たちもそんな私を知ってか知らずか、ブルターニュならではの食材でおもてなしをしてくれています。


ブルターニュといえば、、、いう食材はたくさんあるのですが、やっぱり外せないのは海の幸。

まずはムール貝です。フランスの市場に出回っているのは基本ブルターニュのもので、日本のそれに比べるととても小ぶり。だから食べる量も半端ないですが、臭みは全くなく繊細な味なのでいくらでも食べられちゃう。ムール貝の付け合わせは決まってポテトフライ!これは定番でレストランでも同じ。


そうそう、潮干狩りでもムール貝を取りました。写真に写っている岩にくっついている黒いのは全部ムール貝!張り切って採取したのはいいのですが、貝についた小さなフジツボなどを掃除する手間がとっても大変!なのでたくさん食べたい場合は、すでに機械に通して掃除されているムールを使うのが断然おススメです!



カンカルの牡蠣も有名。この時期は少しクリーミーなので好き嫌いが分かれますが、とっても美味しかったなー。レッスンでもクリスマスにご紹介したことがありますが、エシャロットのみじんぎりをマリネさせた赤ワインビネガーを添えていただきました。


ある夜は、大きな大きなシーフードプレートに食らいつきました。カフェやレストランでも食べられますが、スーパーや魚屋さんでもオーダーすることができます。



シンプルに湯がいただけのまさに素材勝負のプレート。自家製マヨネーズを作って、美味しくいただきました。


旅行先でその土地のものを食すって、やっぱり旅の醍醐味ですよね。


島国の日本もシーフードはたくさん!

同じようにシーフードプレートを作ってみてはいかがでしょう?

食材を湯がくときは、お湯に人参や玉ねぎのへた、パセリの茎、ローリエ、タイム、ねぎの青い部分などを一緒に入れてね。これはクールブイヨンと呼ばれるスープで、シーフードの臭み消しになるとともに、ほんのり野菜スープの風味がついて美味しくなります!


クールブイヨン&自家製マヨネーズをマスターできるので、いつかレッスンでするのもいいですね!今年のクリスマスあたりにいかがでしょう??


次回のブログもブルターニュからお届けいたします!

私のフランス便りは、ガイドブックのような華やかな観光地を紹介するものではありませんが、フランス人の素のバカンス生活に近いのではないかと思います。皆さんもブログを通して、フランスの素のエスプリを感じてもらえていたら嬉しいです。


今日も最後までお読みいただき、有難うございました。



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