復帰
こんにちは。
お料理教室Table Bourgeons...の和実です。
セレクトレッスン第一弾は連日満席で大盛況に終わり、華々しく復活を遂げた先週。
生徒さんが回毎に入れ替わりで私の復帰を祝して下さって、それはそれは幸せな時間でした。
デモンストレーションしながらお料理のお話をしたり、テーブルコーデについて皆さんと談義したり、グラスを交わして乾杯しては近況報告し合ったり。久々にお会いした生徒さん達と過ごした時間は、どの瞬間を切り取っても大好きな時間で、改めて「この仕事が好きなんだ」と再認識。
そんな幸せを噛み締めながらのレッスンは、埼玉にあるお花のお教室《Tamo Tamo and flowers》で製作したフライングフワラーをメインにした、初夏のコーディネートで皆様をお迎えいたしました。
製作した時は生花で、ゆっくりドライになっていくのを楽しむことが出来るスモークツリーのアレンジです。草花を上手に取り入れるナチュラルテイストがとっても素敵。いつも彼女の作り出す世界観はセンスが良くて大好きなのです。
このフライングリースを引き立てたいから、テーブルセッティングはシンプルに。お花は置かず、リースに使用した葉材の一つであるヒバを置くのみに留めました。
フライングリースと名付けられているとおり、風で揺れる軽やかな感じもまた素敵。ドライフラワーになった今も可愛い姿は健在で、当分の間楽しめそう。
お料理はセレクトレッスンなので過去のメニュー。ですが少しリニューアルしていることろもあり。
まずは前菜のオニオングラタンスープ。
盛り付けの時にバゲットの上からスープを注ぐと案内していましたが、今回は注いだスープの上にバゲットを浮かべ、その上からたっぷりのチーズの乗せてバーナーで炙りました。こうすることで、バゲットが浮き身となりチーズがスープに沈まず、しっかりグラタンに仕上げることが出来ます。
そしてメインのメカジキの香草焼きも同じく工程部分をリニューアル。
まずは味の要となるハーブシート。前は包丁でみじん切りにしていましたが、今回はフードプロセッサーを採用しています。手順はこちら。
①バター以外の材料をまずフードプロセッサーでみじん切りに。
⓶バターを加えてさらに撹拌。
こうすることで作業が楽になっただけでなく、パセリのエキスが滲み出て緑の発色も断然よくなりますのでお試しあれ!!
お魚を焼く工程もリニューアル。
前は片面をフライパンでまずポワレしましたが、今は軽く塩をした生の切り身の上にハーブシートをのせ、そのままオーブン(グリルモード)、もしくはトースター(上火のみ)へ。火入れはそれだけで十分と判断し、変更致しました。洗い物も減るし工程も減るので一石二鳥!
デザートのガトーバスクは工程が大幅にリニューアルしました。
全体の流れとしては、カスタードを炊く⇒チェリーをソテー⇒生地を作る。
そして生地を型に敷き込む所がぐんとチェンジ。
ポイントは生地は冷蔵庫で休ませることなく、すぐに作業に入ること。
蓋部分用の生地を1/3とり、ラップの間に挟み込みながらめん棒で伸ばす。(サイズに合わせる)
伸ばした蓋部分は冷蔵庫でキープ。
残りの生地は絞り袋へ。(布地の絞り袋、口金1㎝を使用)
絞りながら底部分に敷き込む。(この時隙間があっても最後に指で均すので大丈夫)
縁部分を作るため、2段絞る。(約2㎝)
指で均し、底全体と縁に生地をのばす。(陶芸の要領です)
生地が柔らかくて取り扱いが厄介という事を逆手にとって、絞り袋で絞る方法に変えたのです。
この敷き込み作業が億劫になっていた方も多いかと思いますが、これで気持ちが軽くなったのではないでしょうか??
いづれのレシピも材料や分量になんら変わりはありません。ですが、断然作業はしやすくなっていますので、是非この機会に過去に受講された方は今一度レシピを見比べ、リニューアルした箇所をメモしておいてくださいね。
今回参加された生徒さんの中には、実は復習という形で参加された方もいらっしゃいましたが、まさにこのリニューアルで手軽になったことに大変お喜び下さっていました。
レッスンにご参加いただきました皆様、有難うございました。
そしてそして、入院時の差し入れから始まり退院祝い、快気祝いと、多くの方々からたくさんのお心遣いを頂きました。美味しい差し入れはしっかりと胃袋に納まり、綺麗なお花は今でも我が家を華やかに彩ってくれています。有難うございました!
さて、最後に次回レッスンのお知らせ。
セレクトレッスン第二弾を開催します。外せない定番メニュー、そして使いやすいレシピをご用意致しました。
前菜は生徒さんからリクエストのお声が上がっておりましたパテドカンパーニュ。すでに何度かリクエストレッスンとして登場しているので、レシピがすでにお手元にある方も多い一品ですが、やはり新規のお客様はおさえておきたいメニューであるのも事実。という事で、再び登場です。
メインはヤリイカのソテー。なぜこのメニューを採用したかというと、ソースとなるタプナードをご紹介したかったから。簡単だけど使い勝手がよいタプナードは、パンにのせてカナッペとして食べたり、野菜のディップソースとして使ったりできる優れもの。常連の生徒さんもホームパーティーにお呼ばれした際に、よくこのタプナードをお持たせとして持参されるそうで、いつも喜ばれるお持たせなのだとか。
私もつい先日ホームパーティーに持参したところ。フランスでは市販品が身近なところで出回っているものですから、タプナードを懐かしむフランス人達は大喜び。大好評でした!
さっぱりしたお料理なので、季節的にもマッチします。お楽しみに!
デザートはオーブン使用の時間配分の問題が解決できず、リクエスト頂いていたシュー生地は今回見送ることになりました。その代わり、こちらも外せない定番メニューとして、チョコレートムースを採用。私にとってはパリのビストロでの修業時代の思い出の味。ランチではパッションフルーツと合わせてお召し上がり頂こうと思ってます!チョコレートだけどさっぱり食べられるし、何よりチョコとパッションの組み合わせは単純に最高なのです。
という事で、
パテドカンパーニュ
イカのソテー、タプナードソース
チョコレートムース
この3皿で開催決定。
日にちは7月6日。
いまのことろ一回限り。もし満席となって別日での開催を希望される方が多数いらっしゃいましたら追加開催検討致しますので、もしお席確保できなかった場合も、まずはお気軽にお問合せ下さいませ。
お申込みはこちら。
【予告】
翌週13日(木)は、パンレッスンを開催。
いつもランチでご提供しているパンドカンパーニュの作り方を伝授いたします。
パン以外のメニューはまだ未定。
確定次第、ブログにてご案内いたしますのでお楽しみに。
今日も最後までお読みいただき、有難うございました。
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