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クリスマスを振り返って

こんにちは。

お料理教室Table bourgeons...の和実です。


連休が明け、東京の公立学校では今日が始業式だったところが多かったようです。学校再開と共にようやくお正月休みにピリオドを打った方も多いのではないかしら?


さて、タイトルにもありますように、今日は昨年のクリスマスを振り返りたいと思います。


昨年のクリスマスは週末だったこともあり、皆様もご家族でゆっくり過ごされたのではないでしょうか。

23日まではお教室の仕込みや配送手配などで仕事がみっちり詰まっていたので、ようやく一息つくことができたクリスマスイブ。やり切った感を感じていた私は完全にスイッチが切れしまったので、家族の為に前もってごちそうを仕込むという余裕はなく、辛うじてお仕事ついでに余分に仕込んでおいたパテドカンパーニュとクリスマスケーキだけを頼りに、クリスマスをスタートしました。


私達はクリスマスイブは決まってミサへ参列。

今まではフランス語圏の人向けのフランス語で行われるカトリックのミサに参列するべく、都心まで足を運んでおりましたが、昨年は会場が遠くなってしまったこと、時間的にも都合が悪かった事など、いくつかの要因が重なり、初めてフランス語のミサへの参列を断念することに。

もともと夫もそこまで信仰深いわけではなかったのですが、日本にいながらクリスマスの雰囲気を味わうために、ミサへ家族で参列する事は家族にとって大きな役割を担っていたように思います。


そこで今年は趣向を変え、近所にある「カトリック赤羽教会」へ行ってみることに。


下調べしておいたミサの時間に合わせていくと、なんと定員オーバーで教会には入ることが出来ず、残念ながら併設の講堂からライブカメラを介してお話を聞くことに。コロナ対策という事もあり、定員数を例年より少なくしていたとは思いますが、私が想像していた以上のカトリック信者が日本にも存在することに正直驚きました。


ミサはもちろん日本語ですし讃美歌もいつもとは違いましたが、流れやお説教などは世界共通のようで、雰囲気はいつものミサとほぼ同じ。いつもならフランス語で全く理解できずに聞き流していたお説法も、母国語で聞くことで少しは内容が理解できたので、私にとってはむしろいい機会だったように思います。


このカトリック赤羽教会は前から知っていましたが、赤羽に引っ越ししてから10年以上経つのに、敷地内に足を踏み入れることは一度もありませんでしたが、今回初めて訪れたそこには、ゴシック様式のとっても素敵な教会がありました。70年ほど前に建設されたそうで、フランスの教会に比べると歴史は浅いものの、雰囲気的にはそれにも負けず劣らぬ趣があり、規模的にも結構立派な教会でした。家の近くにこんな素敵な歴史的建造物があったのかという、まさに嬉しい発見。



途中神父さんがギター片手に歌を歌い、まるで彼のコンサートのような時間もあり、いつもとは違ったオリジナリティーがちょっと面白かったです。


そういや実家近くのお寺でも同じように喉自慢の住職さんがいらして、新年のお説法時には「恩徳讃」を法堂内に歌声いっぱい響かせてくれるのですが、それを思い出させてくれました。


ミサが終わって帰宅したらいよいよクリスマスの晩餐のはじまりです!

テーブルコーデは12月のレッスンと同じスタイルでいきました。このアレンジ本当に好きで、今もまだ壁に飾って楽しんでいます。




今年は鳥インフルエンザの流行でヨーロッパから鴨が入手できなかったので、残念ながらフォアグラがありませんでした。ちょっぴり寂しいですがアペリティフにはスモークサーモンを並べ、私はひとりで生牡蠣を。レッスンでもご紹介した赤ワインビネガーでいただきました。



そしてパテドカンパーニュを前菜にし、メインは《牛肉のパイ包み、ウェリントン風》を作りました。



パイ包みの中にはローストビーフの他、キノコのデュクセル(みじん切り)やほうれん草などが入っています。前にレッスンでご紹介したサーモンのパイ包みと、とてもよく似ていますね。それに赤ワインソースを添えました。下準備だけしておけば直前はオーブンに入れるだけなので、意外と便利な一品。またいつかレッスンでもしましょう。


お腹がいっぱいになってしまってデザートのケーキまで辿り着けずギブアップし、イブは終了。


クリスマスの朝はゆっくり寝ていたいところですが、待ちきれない子供達のお陰で早々から騒がしい一日の始まり!



サンタ事情を知ってしまった娘は私たちとグルになり、サンタの訪問に喜ぶ長男の顔を盗み見しては微笑みあった25日の朝。娘が大人びて見えました。


ちなみに私へのクリスマスプレゼントは全くアイデアがなく、義母からおススメされていたケルヒャーの窓ふきマシン。こっそり自分でメイク道具は新調しましたが、なんとも夢のない実用的すぎるプレゼントだこと!


子供達はプレゼントに気を取られて朝ごはんもそっちの気。そんな朝はこちらも手抜き!おやつのような朝ごはん片手にコーヒーを淹れ、のんびりした朝の時間を過ごしました。



24日の晩餐に続き25日のランチもまだまだクリスマスモードなのがフランス流。

またまたアペリティフにパテドカンパーニュを出して逃げ切り、前菜は子供達のリクエスト、サーモンとマグロのタルタルを作りました。



これは子供に定評で、ここ数年クリスマスや誕生日パーティー時にリクエストを尋ねると決まってこれがリストに入ります。毎年同じなので代わり映えせず、皆さんには新鮮味がありませんが、なんせ子供たちのリクエストなので悪しからず!


メインは鴨胸肉のローストを。付け合わせにはレッスンでもご紹介したことのある紫キャベツのエチュベ。レッスンではベーコンと合わせていましたが、今回はベーコンなしで。鴨にはペッパーソースを合わせて。



鴨のローストといえば薄くスライスして提供することが多いのですが、こうして縦に厚くカットすると、また違った雰囲気ですよね。パサつきやすい薄切りよりもジューシーに感じます。一度お試しあれ。


そしてここでようやくクリスマスケーキが登場です。



ご依頼を受け製作したクリスマスケーキはとよ型で製作しましたが、家族用にはドーム型で。


とよ型で作ると、ビュッシュドノエルの雰囲気が出ますし、ドーム型で作るとスノードームのような雰囲気で、どちらも可愛くてお気に入り。



中身はというと、ライチのムースの中にグアバのジュレをサンドし、チョコレートのスポンジを敷き、仕上げにはココナッツをまぶしています。


いちごとチョコレートが苦手な家族がいるので、市販のクリスマスケーキではなかなか家族全員が喜ぶものが見つけられないのです。全員の好みを考慮すると、季節外れですがいつも南国系のフルーツが採用されるわけで、昨年はマンゴーでクリスマス。



ムースは難しそうに見えて意外と簡単!これも早速生徒さんからリクエストの声が届いているので、いつかレッスンしましょうね。



そんなこんなで、特別何かをするわけでもなく家で食べて飲んで、のんびり過ごしたクリスマス。

サンタさんからも無事プレゼントを受け取ったので、もう移動してもいいよね?ということで、翌日26日には東京を飛び出し、子供たちを連れて里帰りして参りました。クリスマスは毎年がっつりフランススタイルに合わせますが、やっぱりお正月は日本スタイルが恋しい!日本文化もしっかり子供達と共有したい!との思いから、年末年始は実家にお世話になりました。


その様子はまた別の機会に!



さあ、いよいよ新年初のレッスンが来週火曜日から始まります。

キャンセル待ちの日がございますが17、31日はお席ご用意あります。ご都合合う方いらしたら是非!


メニュー

ー大福豆のポタージュ、自家製ソーセージ

ーチキンとホタテのヴォロヴぁン(パイ仕立て)

ーチョコカヌレ


スケジュール

17日 残1席

20日 満席御礼

24日 満席御礼

27日 満席御礼

31日 〇


お申込みはこちら


今日も最後までお読みいただき、有難うございました。







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