おうちdeレッスン

最終更新: 2021年1月27日

こんにちは。

お料理教室Table Bourgeons...の和実です。

寒くどんより雨模様の週末だった東京。

お天気が悪いと諦めもつくStay Home。

今回のStay Homeに合わせてスタートしております動画レッスンとキットがセットになった《おうちdeレッスン》。常連の皆様に引き続きお楽しみ頂きたいと思って企画に至ったのですが、常連様はもとより、お引越しされてレッスンに通えなくなってしまった方や、今まで時間のご都合が合わなかった方々からのお申込み、遠方からは長崎の方もいらして、通常のレッスンだとお会いできなかった方々ともご縁を繋ぐことが出来て、嬉しい限りです。

動画配信の開始と共に、順次キットをご自宅にお届けしておりますが、早速体験された生徒様からは嬉しいお声が続々と届いております!メニューの詳細と共にご紹介いたしますね。

今月のメニューはこちら。

ーBlinis de P.D.T & Tarama

 おいものブリーニ、タラマと共に

ーCarbonade

 カルボナード/牛肉のビール煮込み

ーGalette des Rois aux Pommes

 リンゴのガレットデロワ

前菜のブリーニは、言わば塩味のパンケーキ。お芋のピュレを生地に練り込んでいます。今回はタラマに合わせていますが、サーモンマリネやいくらにもよく合うのはもちろんのこと、シーフード以外に合わせてもらってもOK. 例えばリエットや生ハム、チーズなんかにもおススメです。

「タラマ」はタラコのディップクリーム。フランスではとてもスタンダードで、市販品もたくさん出回っています。ですが、フランスでよく見かけるのはぎょっとするほどにまっピンク!着色料なのでしょう。ですがいざフランスで手作りしようと思うと、なかなかタラの卵自体を見つけることが困難なのですが、ここ日本では幸いなことに、ごはんのお供としての「塩たらこ」が溢れている。しかも作り方はいたって簡単混ぜるだけ!

フランス在住経験のある生徒さんからは、フランスで食べていた市販のタラマは生臭くて好きではなかったけれど、今月のタラマは美味しかった!とお褒めの言葉を頂きました。

メインのカルボナードは牛肉のビール煮込み。

簡単に言ってしまえば、牛肉の赤ワイン煮込みのビールバージョン。なのですが、ビールの苦みとのバランスをとるために甘みやスパイスを調合する一品で、味はやっぱり別物!

このお料理はフランス北部フランドル地方の郷土料理です。

北部といえばビールが美味しいベルギーとは目と鼻の先の位置。それに寒い土地柄、特産物もどちらかというと種類豊かとは言えず、小麦やジャガイモの産地として知られています。

だからこそのビールを使ったお料理、体が温まる煮込み料理、そして付け合わせには絶対的においもなのです。

郷土料理は紐解くと、その土地の様子や生活スタイルを垣間見ることができて、実に面白いものです。

カルボナードも、生徒様から「今までのTable bourgeons...のレシピの中で、Top 3 に入るほど気に入った。」というお声が届きました!!嬉しいです。残りの2つは何だろう??

デザートにはガレットデロワをご紹介。リンゴのソテーを入れてアレンジしました。

中のアーモンドのフィリングは、お店では本来「フランジパン」を入れるのが一般的なのですが、シェフによっては「クレームダマンド」を使用。

「フランジパン」はクレームダマンドにカスタードをプラスしたものなのですが、私は後者のクレームダマンドのみをフィリングに。アーモンドの風味がより活きるような気がして、気に入っています。もちろん味に関してはそれぞれの好みの問題でもありますが、作る手間としてはカスタードを作る工程が一つ減るのは嬉しいですね。

動画ではガレットの組み立て方や模様入れの仕方なども、すべてご紹介。お家で早速作られた方からも、焼き上がりのお写真が届き、皆さんの様子が見れて嬉しかったです。皆さんのガレットも美味しそうな焼き色がついてつやつやに仕上がり、模様もばっちりきれいに表れていました!!

そんなガレットデロワへの感想は、「感動的な美味しさ」ですって!これまた皆様上手におだてて下さいます。ですが、実際にお子様からもう一度作ってほしいとリクエストが入ったそうですから、このお言葉も素直に頂戴しておきます。

中にはパイの接着があまかったのか、焼きの途中で割れてしまったり、中身が少し出てしまった方もいらっしゃいますが、ポイントは余分な打ち粉を払い落すことと、水を刷毛で塗って糊にすることかしら。

ガレットデロワは1月限定のお菓子。だからフェーブを入れて遊ぶのも今月限り。私たちがおせちをお正月以外には食べない感覚とちょっと似ています。

ですが、ちょっと待って!

ガレットデロワをお気に入りの方にとっては朗報です。同じ内容のお菓子がほかにもあるのです。《ピティビエ》と呼ばれるそれは、フランスのピティビエ市(ヴァルドロワール地方)に由来するお菓子で、同じようにパイ生地にクレームダマンドを挟んだ焼き菓子。フェーブは入れず、ガレットは平らに仕上げるのとは対照的にドーム型に仕上げたら、それはもうピティビエです。

1月以降に食べたくなったら、是非《ピティビエ》として楽しんでくださいね!

1月の動画レッスンは皆様にも満足いただけたようで、ほっと一息ついていることろです。

(受講者の皆様は引き続き動画をご覧いただけます。忘れたらいつでも動画でご確認下さいませ!)

早速2月の《おうちdeレッスン》も準備に入っており、現在収録段階でございます。

来月のレッスン内容はこちら。

ーヤリイカのファルシ

ーカマンベールチーズのフォンデュ、新じゃがと共に

ーブルーチーズのテリーヌ、洋ナシ添え

2月の動画レッスンのキット受け渡し開始は、2月19日から。

動画の配信は完成次第視聴可能となり、キット受け取り前から作り方を確認することが可能です。

こちらの詳細も、またブログで改めて発表致しますので、お楽しみに!

2月の《おうちdeレッスン》のお申込みはこちらから。

今日も最後までお読み下さり、有難うございました。

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